出版社内容情報
妖かしの子である蒼太はある日、大老の跡継ぎ問題に巻き込まれ暗殺されかけてしまう。
真相の究明に動く安良国最強の剣士・鷺沢恭一郎は国皇・安良に招かれ、接見のために登城することに。
一方、女剣士・黒川夏野は旅の途中、謎の老術師と出逢うが、その者こそ女怪・伊紗が長年探し求めていた仇敵だった。
そして老術師との戦いの中で蒼太は、妖魔の王と呼ばれる黒耀と再び出逢う──。
壮大なスケールで描く、時代ファンタジー「新装版」第三弾！！（解説・西上心太）
内容説明
妖かしの子である蒼太はある日、大老の跡継ぎ問題に巻き込まれ暗殺されかけてしまう。真相の究明に動く安良国最強の剣士・鷺沢恭一郎は国皇・安良に招かれ、接見のために登城することに。一方、女剣士・黒川夏野は旅の途中、謎の老術師と出逢うが、その者こそ妖魔・伊紗が長年探し求めていた仇敵だった。そして老術師との戦いの中で蒼太は、妖魔の王と呼ばれる黒耀と再び出逢う―。壮大なスケールで描く、時代ファンタジー「新装版」第三弾！！
著者等紹介
知野みさき［チノミサキ］
１９７２年生まれ。ミネソタ大学卒業。２０１２年『鈴の神さま』でデビュー。同年、『妖国の剣士』で第四回角川春樹小説賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
32
シリーズ3巻。蒼太が強くなっていく。夏野、真琴の恋心が純粋で切ないなあ。前途多難なこの先に待ち受ける明日を早く見届けたい。2023/06/05
ひまらやん
10
新装版シリーズ第３巻。 やっぱりこのシリーズ大好きだわ～💓物語の世界観がいいし、夏野、蒼太、馨、伊織など、キャラクターひとりひとりが愛らしく、すごく好きになる。3巻目では悪役の老術師もその姿を現わし、ストーリーも大きく展開してくる。第一部完結となる新装版4巻が7月に出て、新たに第二部スタートなる5巻の発売も決まっているとのこと。待ちきれないが楽しみに待ってます。あと新装版になって毎回思うのが、カバーのイラストが本当に素晴らしい！！ ドンピシャ、自分好みです。2023/04/28
ゆうこ
9
夏野と蒼太のほんの短い期間の優しい生活。二人で湯屋に行き、炬燵で暖まり、共に食事をする。まるで姉弟の関係。一方100人切れば死んだものが甦るという老理術師の言葉に乗せられて辻斬りを続ける者たち。国皇に接見し山幽であることをみぬかれた蒼太、見抜く力を持っている安良。八辻九生が見せた幻影『森は小さいが大地につながっている。』老理術師から都を守るべく動き出した恭一郎たちと、自分の過去を向き合おうとする蒼太。そして夏野の前に現れた黒耀。次で第1部が終わるそうだがどんな風に収束するのか楽しみでしかない。2025/01/09
ブラフ
9
【図書館】新装版、シリーズ第3巻。2024/05/15
417
9
シリーズ3冊目。次の巻で第一部が完結って事だけども、、、どうなるんだろう。老術師が黒幕なのか、黒耀様がそうなのか、安良様も怪しい気もするし、とにかく色々気になる！！続きが早く読みたい。今回も戦闘シーンはドキドキハラハラするし、真琴様の片思いは切ないし、一難去ってまた一難の展開がしんどい。ただ最後の、炬燵にほっこりする。蒼太が人の暮らしに慣れてる姿を見ると嬉しいけど、同時に心も強くなっていて、妖魔としての力も成長しているから不安。恭一郎や夏野達と少しでも長く一緒に居られるといいな。2023/05/08
