出版社内容情報
「夫は、必ず戻ってきます」彰義隊に入った夫に、戦いの前に手元に金が必要だと質屋に預けられた妻・けい。
彰義隊は新政府軍を前に敗走、男の行方もわからないが、けいはひたすら信じ、もう五月もの間待っている。
その質屋と昔から懇意だった貧乏浪人・柏木宗太郎は、手間賃を払う代わりに夫の捜索を頼まれ、動乱の江戸、そして逃亡先と考えられる会津へ。
その最中、新政府軍の参謀・速水興平と出会い、行を共にすることになるが……。
エンターテインメント性を高く評価された第十二回角川春樹小説賞受賞作。
内容説明
「夫は、必ず戻ってきます」彰義隊に入った夫に、戦いの前に手元に金が必要だと質屋に預けられた妻・けい。彰義隊は新政府軍を前に敗走、男の行方もわからないが、けいはひたすら信じ、もう五月もの間待っている。その質屋と昔から懇意だった貧乏浪人・柏木宗太郎は、手間賃を払う代わりに夫の捜索を頼まれ、動乱の江戸、そして逃亡先と考えられる会津へ。その最中、新政府軍の参謀・速水興平と出会い、行を共にすることになるが…。エンターテインメント性を高く評価された第十二回角川春樹小説賞受賞作。
著者等紹介
渋谷雅一[シブヤマサイチ]
1960年東京生まれ。出版社勤務を経た後、フリーの編集ライター、別ペンネームで漫画原作・シナリオを多数手がけ、今作で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。