内容説明
辰吉がおりさと別れてから二年の月日が経った。捕物に邁進する辰吉は、忠次親分や町の人々からの信頼も厚かったものの、一抹の寂しさを拭いきれないでいた。そんな折、娘を奉公につれてきた利八という男が殺される。辰吉らの探索で「雨の甚五郎」という男が下手人として浮かび上がってくるのだが、探りの最中、忠次が次第に不穏な様子を見せ始める…。忠次とおさや夫妻に危機が迫る中、辰吉と辰五郎親子が取った決断とは?人気シリーズ、いよいよクライマックス!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
153
人気シリーズの大団円とある。ふむふむ…おりさと別れて2年。辰吉が信頼と実績を積んで今回は、まさかの忠次親分とおかみさんに危機?おっとそう来ましたか。さすがにこれはどうなのでしょう…が正直な感想です。シリーズは新しい局面で更に続くのでしょうか?2021/07/18
真理そら
56
おりさと別れてから2年経って、おりさは「鳥羽屋」の内儀として落ち着いた日々を過ごしている。けれど「一柳」の忠次親分夫婦には少し問題があるような…。今回は親分夫婦が逆恨みから大変な目に合う羽目に…。辰吉は父・辰五郎と和解したのだから実家の「日野屋」に戻ってもいいのでは、と思う。2021/07/02
ぶんぶん
16
【図書館】シリーズ第7弾! 遂に一本立ちした辰吉で幕を閉じる。 これからが本番というところだが、続くのか、どうかと言ったところ。 だんだんネタ切れという事で終わりにしても良いかな? 今回のお話は十手夫婦の有り方、旦那の言い分、奥様の言い訳、両者言いたい事がありそう。 二人の仲をいい加減にして幕は無いのかな、せめて、終わりを綺麗に決められたら・・・これで終わりで良いのかも、もう目新しさは無くなった。 おりさとの別れが辰吉の成長に役立ったのか、相手に子供が出来たら仕舞いか。2021/12/11
犀門
1
No.119★★★☆☆あれっ、これも内容が思い出せない。ボケてきたか?。2021/10/12
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