出版社内容情報
日本橋は木原店の塩梅屋。流行風邪も落ち着き、主の季蔵が常連客たちにアコウダイの洗い、
夏大根の菜飯などをふるまった夜遅く、北町奉行の烏谷がやって来た。
烏谷はアコウダイの天ぷら寿司に舌つづみを打った後、季蔵に切り出した。
江戸で屈指の呉服問屋の跡取り息子が、八王子で想い女と暮らしているらしいので、連れ戻して欲しい……。
美味しい料理と季蔵の推理がますます冴えわたる、二五〇万部突破の大人気シリーズ、第四一巻。
内容説明
日本橋は木原店の塩梅屋。流行風邪も落ち着き、主の季蔵が常連客たちにアコウダイの洗い、夏大根の菜飯などをふるまった夜遅く、北町奉行の烏谷がやって来た。烏谷はアコウダイの天ぷら寿司に舌つづみを打った後、季蔵に切り出した。江戸で屈指の呉服問屋の跡取り息子が、八王子で想い女と暮らしているらしいので、連れ戻して欲しい…。美味しい料理と季蔵の推理がますます冴えわたる、二五〇万部突破の大人気シリーズ、第四一巻。
著者等紹介
和田はつ子[ワダハツコ]
東京生まれ。日本女子大学大学院卒。出版社勤務の後、テレビドラマ「お入学」の原作『よい子できる子に明日はない』、『ママに捧げる殺人』などで注目される。ミステリー、ホラーの著作が多数ある。近年は時代小説を精力的に執筆するほか、小説の他に、ハーブ関連書などもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
77
シリーズ第41弾。日本橋は一膳飯屋「塩梅屋」。江戸を襲った流行風邪もどうにか落ち着き、元の商いに戻りつつある。流行風邪で商売も滞っていた商人たちが短期間で元に戻そうと躍起になるのはいいが、手っ取り早く儲けるためには競争相手を潰そうと仕置き人を使って殺そうとまでするのは驚く。連続して起こる大店主の殺人。奉行所の烏谷と季蔵が事件を追い、犯人を追い詰めていく。料理もいろいろ出てくるが、作り方とか料理の説明が長くて途中飛ばし気味。瑠璃の愛猫が推理をするシーンが?!三毛猫ホームズかっ!面白いので今後もお願いします。2021/07/04
ひさか
18
2021年6月ハルキ文庫刊。書下ろし。シリーズ41作目。烏谷に命じられて季蔵は若旦那の想い人の間男探しを始めることに。つまらん展開だなぁと思いましたが、なんのなんの。ぶっ飛ぶ展開で、瑠璃さんも猫の虎吉も謎解きに一枚加わり、オールキャストで、正義を貫き、悪人を暴いて行くという凄い趣向のついて行けなくなるほどのストーリー。うーん。まいった。毎回これで終わりにしようと思うのだけど、出たら読んでしまう。やはり和田さんは凄い。2021/07/20
小梅さん。
14
そうか、このシリーズももう41巻か。 帯に、どの巻からでも楽しめるとあるけど、ちょっとどうなの?とか思ったけどw さて、お話の中では、流行病は収束して、でも、その前の暮らしには戻れない市井の人たちが。 それを利用するみたいな悪人たちには許せない。 季蔵と瑠璃の件は今回も進展なし。 瑠璃が元気になる日が早くきてほしい。2021/07/07
ミド
7
女郎あがりの元妾が気持ち悪かった。この女は何がしたかったのだろう。松次さんが可哀そう。今回は瑠璃の出番はないのかと思っていたら最後に!そういう話じゃないんだから瑠璃も猫もやりすぎだよ。むしろこのぶっ飛び推理を楽しむべきなの?大きな事件はいらないので、もう少し食に力を入れて欲しい。2023/06/07
nyanlay
5
なんかね、ついつい読んでしまう。でも結局イマイチ。松次が可哀想だったわ。2022/03/16
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- 和書
- ヴィクトリア朝怪異譚