内容説明
「代三郎さん、また地震に熊だってさ」。先月、江戸から十数里はなれた甲州街道で地震があった。宿場や関所の被害は大きく、地震の揺れと三味線の音につられるようになぜか熊が現われ、土地の神社を荒らしてまわっているという―。神田にある猫手長屋のぐうたら大家・代三郎は、江戸に跋扈した魔物を退治するという使命のもと、相棒の栗坊、幼馴染の於巻と魔物の仕業かと考え始めるが…。江戸ファンタジー事件帖シリーズ、待望の書き下ろし第三弾!
著者等紹介
仲野ワタリ[ナカノワタリ]
東京都出身。著書に「名探偵!?ニャンロック・ホームズ」シリーズなど多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あずとも
3
初めて同業者も登場し今回は大熊、幼馴染の於巻の生い立ちも判明。相棒の栗坊と於巻が代三郎の知らない所で切磋琢磨してるのが面白い。2021/01/24
だいゆー
1
(^^2021/01/18
tackto
0
猫の神様第三弾。今まで同様に、猫手長屋の大家の代三郎、於巻、栗坊に加えて前回登場した。座敷童のメルマとサイサイにわらしもどきから座敷童になった三太も加わる。甲州街道の八王子で地震が起こり同時に町と神社を熊が破壊していて三味線の音が聞こえると熊が三味線の音に向かって行っていつの間にかいなくなるとの噂が、布田宿、高井戸宿と江戸に近づいて来たため、代三郎が高井戸宿で待機しようとすると騒動に巻き込まれることに。吉十郎から貰った撥を使って熊退治をするが三味線の威力が発揮されていないよう。於巻の出生の秘密が明らかに。2021/05/07
つめ
0
ああ、嬉しい!!ずっとあちこちに「続き読みたい。これすごく面白い」と書いてた猫手長屋事件簿が帰ってきたよ!!角川さんありがとう。みなさま図書館でとか古本でなんて事言わずに買って読んでね。楽しみには対価を払うのが人間様ですよ。今後も続きが出ますように。猫手村の描写とかちょっと雑になってるけど追々思い出してくださいな。招き猫文庫良作他にもあって途中で終わってるの結構あるんだよね。もったいないことに。2021/02/16