ハルキ文庫<br> 時効の果て―警視庁追跡捜査係

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ハルキ文庫
時効の果て―警視庁追跡捜査係

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  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758443869
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「何だ、これは?」追跡捜査係の頭脳・西川大和は思わず声を上げた―。「おいおい…」定年まであと八年のベテラン刑事・岩倉剛はコンビニエンスストアの前で固まってしまった―。二人を驚愕させた週刊誌の見出しは、三十一年前迷宮入りしたバラバラ殺人事件の新証言。誰が、何の目的で。警察の面子を守るため、そして刑事になった契機の事件を追うため、似た者同士の知性派二人が動き出す。捜査を阻む時の壁に挑む、書き下ろし長編警察小説。

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

237
警視庁追跡捜査係⑩。このシリーズの西川刑事と、ラストラインシリーズのベテラン岩倉刑事がコンビを組みます。31年前迷宮入りしたバラバラ殺人事件が週刊誌に掲載されたことを切っ掛けに、知性派ふたりが動き出す。岩倉さんって、こんなにゴリ押しな感じだったっけ?などと思いつつ、アウトドア派と書斎派の違いにニヤリとさせられます。それと、シンガポールに、検証捜査シリーズのあの二人が出てくるのもファンをハッピーにしてくれます。ファンサービス満載の一冊です。2021/05/29

いつでも母さん

167
今回は『ラストライン』シリーズとのコラボで西川の相方は沖田ではなくて岩倉だ。この二人見た目は全然違うのに似てるのが面白い。週刊誌に載った記事がきっかけで、31年前の迷宮入り事件の真相が今明らかになった。「どうでもいいような人間同士の化かし合いと自爆」いみじくも編集長が切り捨てた言葉が事件を物語った。堂場さんの3大警察シリーズ豪華コラボ企画。相関図が私の脳内で西川がイメージ通りで嬉しい(笑)次は3月、ガンさんと村野が絡むのも楽しみだ。2021/01/16

KAZOO

131
堂場さんのコラボ作品第一弾です。「ラストライン」「「警視庁犯罪支援課」「警視庁追跡捜査係」シリーズで、3月と8月にあと2作が出るようです。堂場さんの作品は時たまほかのシリーズの刑事などが出てくるのですが今回のようなコラボはありませんでした。追跡捜査係の西川、とラストラインの岩倉とのコラボです。西川のいつものコンビである沖田はほとんどでずじまいでした。時効殺人事件とそれを発表した週刊誌が引き起こしていく出来事を2人がどう解決していくか楽しめました。2021/01/26

タイ子

103
「ラストライン」のガンさんとタッグを組んで、追跡班の西川が31年前の事件を追っていく。すでに時効にはなっているが、今になって女性バラバラ事件を週刊誌が取り上げた。それを目にした其々の刑事たち。ガンさんの警察官志望への元になった事件、西川にとっては広報課からの依頼もあり2人が調査する中で、時効になった現金強奪事件が浮上する。似て非なる2人の刑事のそれぞれの心の内が面白い。じわじわと近づく真相は途中で推理できてしまうが、刑事たちの魅力で読ませていくところはさすが堂場さん。キャライラストのガンさんが意外!?2021/02/06

ゆみねこ

81
追跡調査係の西川とラストラインのガンさんが31年前に迷宮入りしたバラバラ殺人事件を追う。非道な殺人を犯して普通に生きてきた犯人を地道な捜査で追って行く。西川とガンさんは中々良いコンビかも?でもやはり暴走気味の沖田とのコンビが一番かな。あの二人が結婚していて思わずニヤリ、そして追跡調査係を離れても良い仕事を!2021/02/20

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