内容説明
亡き八代将軍吉宗より田沼意次の行う幕府の財政改革を手助けするよう命を受けた隠密のひとりで、ふだんは芸者姿に身をやつす村垣伊勢。村垣は、両替商分銅屋の用心棒である諌山左馬介を、その鉄扇術から、ただの浪人ではないと疑いだした。一方、改革を推し進める意次の動きを探ろうとする者たちに対し分銅屋が仕掛けた策には、次々と獲物がかかり始める。武家の駆け引き、野心を抱く商人の台頭―江戸の世はどう動くのか。大好評シリーズ、第七作。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業、歯科医師。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やま
87
日雇い浪人生活録7作目 2019.05発行。字の大きさは…小。親の代からの浪人諫山左馬介を通して江戸時代後期の「お金」について書いた物語です。両替商分銅屋は、9代将軍徳川家重の寵臣・御側御用取次田沼意次の元に入り込んだ間者を突き止めるため、意次より売却を任された珊瑚玉を使って罠を仕掛け、田沼家の勘定方の布川亀弥が、南蛮甘味を扱う松浦屋の紐付きであることを突き止めます。その頃、左馬介は、公儀お庭番の紅一点・村垣伊勢(芸者・加壽美)に、何代にもわたって町中(他国)に潜みし忍者(草)ではないかと疑われています。2021/01/07
Atsushi Kobayashi
13
新規メンバー追加でよい感じです。2019/05/16
蕭白
11
一気に話が読めるのはいいですね。2020/09/12
バッカス
8
いろんな登場人物がいろんな思惑で生きている。前巻を読んでから時間が経っているので、この人誰だっけ?から始まるのは、なかなか辛い。このサイトにストーリー記録しておけばいいのかな。2019/08/13
蕭白
7
主人公の出自が・・・。思っていたより、このシリーズは続くのかなぁ。2019/10/03
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