内容説明
板橋宿の機織り「雁治屋」。羽振りはいいが、そこで働く娘たちは重労働に苦しんでいた。小夜も辛さに耐えきれず逃亡を図る。追われた小夜は土蔵に隠れるも見つかり、もみ合いの拍子に主人をかんざしで刺殺、隠していた書付けを持って逃げだした。武士の歴史を変えかねない謎を秘めた、その書付けの中身を知る北町奉行所の与力・巨勢は、布引左内を呼び出して、その回収を命じる。一方、やぶれかぶれの小夜は、札差屋の次男を名乗る扇太郎と知り合い、抜き差しならぬ仲となっていくのだが…。好評シリーズ第二弾!
著者等紹介
和久田正明[ワクダマサアキ]
1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を数多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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