ハルキ文庫 時代小説文庫<br> 秋暮の五人―くらまし屋稼業

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ハルキ文庫 時代小説文庫
秋暮の五人―くらまし屋稼業

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758442473
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

八朔の日、亥の刻。芝湊町の土蔵に、見知らぬ者の文で呼び出された男たちが、密かに集まってきた。骨董商の仁吉、役者の銀蔵、寄木細工職人の和太郎、浪人の右近、板前の壱助。文の差出人は果たして誰なのか?五人が呼び出された真の理由とは?一方、虚の一味、初谷男吏と榊惣一郎は仕事をしくじり、高尾山から江戸市中に戻ってきた。めくるめく展開に一瞬も目が離せない。まさかのラストに、驚愕すること間違いなし。最強の決闘あり、ミステリーあり、人情あり…無敵のエンターテインメント時代小説、熱望の書き下ろし第四弾。

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)で2018年、第7回歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞を受賞。同年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞。「童神」は『童の神』と改題し単行本として刊行。第160回直木賞候補にもなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

331
だいぶ趣向を変えてきた四作目。ミステリー、それもかなり無茶な部類の舞台設定が、違和感なく時代小説の空気に収まっているのは著者の腕。ただ、誰が黒幕かはかなり分かりやすく、謎で興味を引っ張れたとは言い難い。しかし、口入れ屋の役回りを全面に出して、先の展開に広がりを持たせたり、炙り屋を上手く活用したり、違う部分でじゅうぶん以上にカバーしている。前作で不明だった序章の意味も早々に判明。虚の面子もさらに充実し、直接対決が楽しみ。今度は十本刀の鎌足さん。そしてラストで惣一郎と初音の対面と、続きを読まずにいられない。2022/07/10

しんごろ

321
今までのくらまし屋とは展開が違う!野球でたとえるなら、投手が直球一辺倒で勝負しておきながら、最後は変化球みたいな展開。こんな展開とは、思ってもみなかったよ。今村翔吾さんの術中に見事にハマったよと思ったら、更にトドメが…。ええ、ラスト何それ~!めちゃめちゃ気になる終わり方じゃないの。うわあ、気になるわ。早く次作でないかなあ。今村さん、早く次作をだしてくれないと、こう言いたくなるよ。「あの世に晦め!」2019/05/03

海猫

283
またもや切り口が予想以上に変化球。くらまし屋シリーズのフォーマットは手堅く、かといって型にはまらず。4作目にして新鮮に読める。くらまし屋七箇条が、今回特に内容に絡んでくるのも面白い。くらまし屋だけでなく、裏稼業の登場人物だらけなのでいつもより、ダークな感じがする。殺し殺されも多かったし。この上に人情と剣戟を、ちゃんと収めてくるのも楽しめた。さて今後、虚との対決も本格化しそうだし、終章の引きも気になる。これまで以上に次巻が待ち遠しい。次はタイトルに「冬」が入るのかな?2019/04/17

しんたろー

248
4作目はサスペンスミステリ仕立てで「くらまし屋」の功罪を描いた佳作!と言うと大袈裟だが、練りに練った展開に今後を期待させる闇の人物たち…四三屋の父子、炙り屋、阿久多…を膨らませる絡ませ方をして、改めて筆力の高さを見せつけられた。ミステリのからくりは「英国作家有名作のあのパターンだな?」と想像がついてしまったのは残念だが、それは本質ではないから本作の価値が下がる訳ではない。冒頭には『ぼろ鳶』の弥彦が可愛い姿で登場したり、強烈な「引き」を最後に持ってきたりして、徹頭徹尾サービス精神に溢れているのが嬉しかった。2020/01/11

修一郎

199
前作のコンゲーム路線から一転,今度はくらまし屋のオキテが使われてしまうミステリー仕立てだ。これが面白い!炙りや虚という敵集団だけでも十分に対立構造がややこしいのにさらにぼろ鳶とのリンクを使って田沼様時代の幕府の勢力争いまでも取り込んでいるのでまぁ入り乱れていて楽しいこと。敵方にも味方にも魅力的なキャラがいっぱいだ。雪だるま式に魅力キャラが増えていくのはぼろ鳶と同じだ。今村さんはどんどん新作をお描きになっているので急いで読んで行かないと。すぐに冬晴れの花嫁へ。2022/04/15

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