ハルキ文庫<br> 復活の日 (新装版)

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ハルキ文庫
復活の日 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 452p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758441643
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

MM‐八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する…南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。

著者等紹介

小松左京[コマツサキョウ]
1931年、大阪市生まれ。京都大学文学部卒。61年「地には平和を」でSFコンテスト選外努力賞。64年に処女長篇『日本アパッチ族』を発表。74年『日本沈没』で日本推理作家協会賞、85年『首都消失』で日本SF大賞を受賞。2011年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びっぐすとん

20
図書館本。初読作家さん。コロナ禍で話題になっていたので読んでみた。『渚にて』とか『鳥の歌今は絶え』など核のせいで人類が滅んでいく小説は読んだことがあったが、現実にはこの作品のようにウイルスや箘のせいで滅ぶ可能性の方が高そうだ。当時より30億以上増えた人口、人の交流、物流も遥かに多い。ウイルスが瞬く間に世界に広がったのはコロナで実証された。対策を立てる間もなく滅んでしまうかもしれない。1964年の作品だがこの作品の鳴らす警鐘は今も響いている。今だと宇宙ステーションにいたら帰ってこれなくなる。それも怖い。2020/07/13

TCD NOK

17
これの前に読んだ首都感染が2013年に書かれていてコロナの予言の書とか書評されてたけど、この作品は更に50年前の1964年!すげえ!と思ったけど、結局人類はパンデミックが起こったときの所動は、いつの時代も同じということか。ただ情報の伝達速度が速くなっているだけで。それでも滅亡するかしないかまできてしまう。一冊ぐらい広まる前にチャチャっと手際良く感染を封じ込めた話とか・・・つまらないか。2020/05/28

TAKE

17
小松左京さんは名前を聞いたことがある程度で読んだ経験が無かったのですが、パンデミック小説として金字塔だという多くの書評を見かけた作品の新装版ということで購入。 第1刷が1998年ということで自分が生まれる前なのですが、思っていた以上に堅苦しさも読みづらさも感じることがなく、テンポよく読み切れたのは意外でした。おそらく、じわじわとくる恐怖感、メリハリのある緊張シーン、溢れんばかりリアリティ、それらそれぞれがしっかりと効いて絶妙な展開を演出していたからかと。「昔の本だし…」みたいな先入観は全くの杞憂でしょう。2018/08/04

ひびキング

13
比類なき傑作。それ以前はともかく、以降のエンタメ作品は必要ないと感じさせる熱量が内包されている。小松左京恐るべし。中盤に登場人物の言葉を借りて著される著者の生命観というか人間観というか地球觀がこの作品の全て。科学と文明、戦争に対するものの見方は上田早夕里氏の著作にリスペクトされていることが理解できる。日本沈没とは別の地球の未来が記された傑作。時代を感じさせない。2018/08/26

かもすぱ

10
舞台は1969年。生物兵器として秘密裏に研究されていたウィルスが持ち出され人知れず拡散、南極の一握りを残して人類は死滅する。人類が滅ぶにはいろんなパターンがあって、それぞれあっけない。滅びつつある中で縄張りとしての国家にすがる人々をある意味滑稽に描く。我々がコロナで経験したような医療の逼迫や社会のざわめきみたいなものを、小松左京が60年前にリアルに記述していたのには驚いた。南極が技術と理性で統治されていて、『月は無慈悲な夜の女王』の月住民に似たものを感じる。2023/03/09

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