内容説明
「御機嫌よう、本の賢者にその友人よ!」。派手な衣装に身を包んだ青髪の魔人・コバルトが嵐のように不思議な古書店『止まり木』の扉を開けた。店番をしていた名取司が、店主の亜門は奥の書庫にこもっている旨を伝えると、コバルトは困りだした。聞けば天使の風音を街で見かけたが、その動向が怪しいので、一緒に調べたいという。半ば強引に連れ出された司はコバルトとともに、風音の張った結界の中に入っていく―。人気シリーズ待望の第四弾!!
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市生まれ。日本大学理工学部卒業。東京都内で書店員として勤務しながら執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
181
今作はボードゲームも登場。みんなでワイワイガヤガヤと、ゲームの内容なんでもいいからボードゲームしたくなるね。司とコバルトの冒険、いいねえ。いつもと違う話で新鮮でした。コバルトは、きっと憎めない奴なんだろうね。ラストの話は切なかった。司をはじめ、亜門、コバルトそして三谷に、いっぱいハッピーがあってほしいね。2019/12/09
ミュポトワ@猫mode
86
幻想古書店で珈琲を4巻目、読了しました。この本読むと読みたい本が増える。というか、俺って名作と呼ばれた本、読んでないなぁ…新刊も良いけど、世に広く読まれている名作も読んでいかないとなぁ。本読みとしては名作も読んでこそ!という気もするからな。今後は名作も読んでいこうと思いつつ、まぁ手を出すのはいつになるやらって感じかなw続けて5巻目も読んでいきます♪2023/10/24
アクビちゃん@新潮部😻
59
大好きなシリーズ第4弾♪ 悩める人しか訪れることが出来ない古書店「止まり木」 悩みを店主に話し、店主が本の紹介をしながら、話しを紡いでいく楽しさがあるシリーズなのに、段々と主人公と店主アモンとの友情物語りとなっていて物足りさを感じるな… いや、いや、2人の事は好きだし、世間知らずの亜門と司の会話も面白いんですけどね。シリーズ最後までは、読みますよ(^^)2019/03/28
ゆきちん
50
シリーズ④今回の『人生の本』は2つ。使った本は『ジギルとハイド』と『水の精』。このパートはほんのり謎解きめいてハッピーエンドに向けてじんわりほっこりする。で、今回のバタバタパートは天使が作った結界に迷い込んだ司とコバルトのリアルボードゲーム。…うん、やっぱり人生の本づくりのところが好きだなぁ。亜門、どうなっちゃうんだろうね。司、頑張れ。 2017/09/23
おぬち
44
シリーズ4作目!大変面白かった。ビブリアもそうですが、作中にて紹介されている作品、読みたくなりますねえ…。ジキルとハイドは私も聞いたこともあって内容も知っていたので、読み終わった後書店に購入しに行ってしまいました。次作も楽しみです2024/06/25
-
- 和書
- 女豹の掟 角川文庫