内容説明
焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴…。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説(著者によるレシピ付き)。
著者等紹介
山口恵以子[ヤマグチエイコ]
1958年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。会社勤めをしながら松竹シナリオ研究所でドラマ脚本のプロット作成を手掛ける。2007年『邪剣始末』でデビュー。13年、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務するかたわら執筆した『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
448
ずぅぅぅぅっと読みたかったこちら、一時帰国の書店で見かけて、3巻並んでたのに、どうして1巻目だけ買ったかなぁ、わたしのバカバカ❗️下町情緒がいい、人情がいい‼️お料理は言わずもがな、今すぐ築地に行って材料を揃え、片っ端から試したいレシピばかり。一度食べたら他は食べられなくなる白滝って、どんなものかしらん。たらこや豚薄切り肉と煮てみたい。とりあえず、築地に行かずともできそうな、オムライスだとかチキン南蛮、中華風冷や奴あたり、作ってみよう。食いしん坊のあなた、とりこになりますぞ。2018/09/10
しんごろ
370
タイトルそのまんまの話!最初から登場人物がわんさか登場して、食堂の繁盛ぶり人気ぶりを想像させ、店の雰囲気の良さ、おばちゃん達の優しさも感じさせ、とにかく臨場感をすごく感じる作品です。出てくる料理も背伸びせず、自分でも作れそうだから、料理したいなあと思ったら、ちゃんとレシピ付き!作るぜ~(笑)そして出てくるお酒も実在するお酒!この食堂で食べて食べて呑みまくりたいぜ~(笑)物語も奇をてらってなく日常的で優しく温かい物語!最後の話はちょっとウルウル!三原さん、格好良かったです(^-^)2017/05/13
zero1
275
佃にある【はじめ食堂】は一子と二三の嫁姑二人で切り盛りする家庭料理の店。そこで起きた事件(?)の数々。客の浮気疑惑、店の昔話と元警官の行方不明。焼鳥屋の息子がイタリアンの店に改装?そして一子のケガで代役登場。昔のシチューを求める客。作者は食堂勤務経験がある(後述)だけに食べ物のことは詳しい。一子のケガは介護の経験が生きたか。その反面、内容が軽く人を描けていない。話題作なので期待したが不満が残った。以降の作品で改善を求める。シリーズのきっかけは、角川春樹氏の【食堂小説を書きませんか?】という誘いだった。2019/12/05
ykmmr (^_^)
207
実は作者自身を、『小説』を読む事よりも、TVの某クイズ番組で初めて知り、早稲田卒のインテリだが、何か何処にでもいる素朴なおばちゃんと言う感じで、好感を持った。そうしたら、『読書』を始めて、「食堂のおばちゃん」と言う異例の経歴を持っている事を知り、納得して好感度もアップ。夫に先立たれながらも、自分と夫の馴れ初めを作ってくれた姑の為に、協力して大衆食堂を切り盛りする主人公。主人公と姑のその関係も、実の親子並みのフレンドリーで、よくある話とはご無縁。主人公と夫の馴れ初め話から物語は進み、2022/06/11
KAZOO
146
高田郁さんの「みをつくし料理帖」の現代版の小説だという気がしました。東京下町のメニューは昼食を中心とした食堂での義理の娘と母が切り盛りしている人情味のある話です。5つの話が入っていてそのときに紹介される食べものがとても魅力的で自分でも作りたくなります。付録でレシピもついていて簡単そうなので作ろうと思っています。2018/04/03
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