内容説明
ただ己を信じ、剣の高みを目指して江戸へ出てきてわずか数日で、十指に余る道場を次々に破り、その名を広めた慎十郎。江戸の闇を牛耳る元締めにも気に入られた。そんな折、江戸城内では西ノ丸が丸ごと焼失する大惨事が起きた。その日の晩に西ノ丸大奥を取りしきる御年寄・霧島が関わっている賭け香が行われていたという。大奥に漂い始める不穏な香り。徐々に暴かれる悪辣な黒幕の正体。慎十郎は思いがけない出会いから、伏魔殿大奥に潜む澱んだ闇に巻き込まれていく。類稀なる凄腕の若き侍が捨て身の覚悟で悪を裁く、大人気シリーズ!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
67
見せ場や趣向を盛っていて、著者のサービス精神を感じる一冊。おかげでまったく退屈しない。が、一本気な当たって砕けろ型な主人公なので、仕掛けはもっと薄化粧でシンプルな方が映えるようにも思う。とはいえ痛快なのは間違いなく、ヒロインまでもが強いのもまた気持ちがよい。2017/04/11
ぶんぶん
11
相変わらず、目いっぱい詰め込んでいる。 慎十郎の心理や行動が良く判るので良いのだが、エンタメに徹し切れていない。 ワクワク、ドキドキはこれでもかと言う様に溢れているだが、視点が妙にブレルのが気になる。 霧島との対決もあっさりし過ぎでは。 坂岡 真は「鬼役」の造詣に喝采を上げたいと思う。2016/08/21
蕭白
6
悪くなかったです。2023/12/11
のんぶぅ
1
咲の心に、淡い恋心が芽生えたと思うは、早ガッテンか、骨折の怪我には養生が大切ではないかと気掛かりです。石動なる者の横恋慕で、静乃と逢えない慎十郎には同情しつつ..。菰の元締・太助らと知り合い江戸での居心地もよさそうで。島田虎之介に立ち向かう、若き虎の咆哮や、果たしてこの試合に若トラは凌駕できるのか、さぁ、どうする慎十郎さんよ。2016/02/20
だいゆー
0
(^^2016/02/18
-
- 和書
- 英語の品格 実践編
-
- 電子書籍
- 平安獣婚物語 ~獣人旦那様は処女花嫁を…