内容説明
南朝方との和平と神器奪還のために、吉野へと潜入を図った忍者頭の村雲兵庫と日野幸子だが、「第二の番人」により正体を見破られ、幸子は楠木一派に囚われてしまう。兵庫は傷付きながらも、忍びの秘技を駆使して幸子救出に向かう。一方、吉野勢力の一掃を図る伊勢守貞親は、第三の忍・戸隠の忍軍を放ち、将軍暗殺のため不遇となった赤松一族を密謀に走らす。だがそれは戦国大乱を招きかねない策だった―。二つに分かれて戦う皇統に平和は訪れるのか。泰平の本当の意味とは?気鋭の若手が描く室町伝奇巨編全二巻、新たなる歴史冒険小説の登場!
著者等紹介
武内涼[タケウチリョウ]
1978年生まれ。群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、映画・テレビの制作に携わる。第17回日本ホラー小説大賞の最終候補となった作品を改稿した『忍びの森』で2011年、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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