内容説明
数えで三歳となる可愛い盛りの長男・菊太郎の父でもあり、鬼隼人として恐れられる剣士でもある南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人。ある日隼人のもとに、深川佐賀町の油問屋・近松屋に押し込みが入り、主や奉公人が五人も殺されたとの報せが届く。生き残った者から、賊は鬼の面をしていたと聞いた隼人は、六年ほど前、江戸市中で鬼面党と呼ばれる盗賊に次々に大店が襲われた事件を思い出す。鬼面党は何者かの密告により皆討たれたはずだったが―。暴かれる哀しくも歪んだ覚悟とは!?惨忍な盗賊たちを相手に隼人の剣が唸る、大好評書き下ろし時代小説長篇。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。デビュー作『剣の道殺人事件』で、第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
112
八丁堀剣客同心「鬼面の賊」18巻。さすが剣客同心長月隼人さん 奉行より斬捨て許可が出ているので凄いですね、定廻り同心の天野さんもう少し前に出てほしい気がしますが、長男菊太郎ちゃんの登場は一服の清涼剤次巻は何歳になっているのか楽しみです。2016/03/10
犀門
2
#126★★★☆☆2017/07/28
goodchoice
2
鳥羽さんらしい隼人の剣の冴えが素晴らしい。筋立てはやや安易な感もあるが、それを上回る殺陣の動きがある。今回は奥方や菊太郎の出番が少なかったので、次巻に期待したい。2016/03/20
フク
1
徐々に成長する菊太郎を見ていると、サザエさん状態でないことがわかる。2018/02/19