内容説明
新米目付の風祭百太郎に縁談が持ち上がった。相手の雪江を前に浮かれる百太郎だが、雪江の兄・与一郎が刺客に狙われる場面に遭遇し、図らずも危機を救うことに。その頃、筑波山の山奥で、幼い兄妹が陣屋を脱出していた。猿のごとく樹上へ飛び上がり、忍びの技をつぎつぎに繰り出すふたりは、その足で江戸へ――。秋深まる浅草、今日も賑わう髪結「つばめ床」。悲しき過去を背負う兄妹も、人の情けにふれて……。書き下ろし長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
125
髪結の亭主「兄妹の星」4巻。回を追うごとに読み応えあり、千之介さん、段々と味があり情がある主人公に变化、又女房おちかさんをはじめ周りの次郎吉、百太郎、寒川さんたちの絡みも良いですね、楽しみなシリーズです。2015/11/16
定年おやじ
2
兄妹と事件が結びついてめでたく解決。百太郎の恋の展開は次巻です。2020/02/15
かずくん
2
だんだんと一巻ごとにまとまった話になってきた。とすると続くには 適切なテーマ を設けることが必要だね 2019/01/12
Masayoshi Arakawa
1
20160708108 だんだん話がハチャメチャになってきてません? おもしろいけどね。2016/07/07
goodchoice
1
久しぶりにすっきりとしした話であった。意外と突き放したようで気にした事は突き進む千之助と、ひたすらお人よしの対比が楽しめる。初めはどうかと思っていたが、結構このシリーズもいけるような気がしてきた。次巻が楽しみだ。2015/10/08