内容説明
桃花山に梁山泊と山東四山の首領が集まっていた。史進、史儷も、魔星を宿す英傑たちと共に、討伐軍に対する作戦を協議していた。相互に協力し陣形整えて戦いに挑む桃花山軍。だが、作戦のさなか、史進が敵の人質として捕らえられてしまう。彼らの大義と野望の行方は果たして……。書き下ろしで贈る、壮大なる歴史アクション!第一部完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
96
面白かった! この3巻で平谷さんの水滸伝の第1章が完結した。いままでの巻と違う点があるならそれは登場人物の内面の変化ではないかと思う。特に主人公の史進の変化が大きいと思う。敵であるはずの高きゅうとの接触により考えが変わっていくことが意外だと思うと同時に高きゅうも単なる敵ではないと感じた。また登場人物が豪傑に刺激し刺激されながら成長しているなーって思った。この本の続きはまだ出ていないためはやく読んでみたいと思った!2019/12/14
金吾
13
シリーズを通じてテンポがいいです。高キュウの人間描写が他作品と違い、そこが新鮮に感じ良かったです。ただ唐突に終わった感じがします。2021/04/11
ナナメ
3
敵と味方が分かり合おうする姿、続々と集まる強者共、ちょっぴり間抜けな軍師、暗躍するスパイ活動、もう続きが楽しみすぎて胸がはち切れそうです。さぁ繰り広げられる物語にどっぷりと浸りたいものと……イヤァァ続きがない!著者は何をしている(`Δ´)!明日全部書け、さもなければ吹毛剣で……と、お話と現実の区別がつかなくなったところで、のんびりと続きをお待ちしております。しかしこの熱い魂の鼓動を抑えきれない…………もう19冊のアイツを本棚から取り出すしかないのか? となりふり構わず無謀なことを考えてしまいます。2016/10/29
辺野錠
2
官軍との衝突がメインになって原典よりも北方版寄りになって来たなあと言う印象。新しい好漢が顔を出すのも嬉しい所。劉唐のキャラ変更は衝撃的であったのでこれから先この変更がどう物語に絡んでいくんだろうか。こう変更されると李逵などまだ出ていない好漢がどうアレンジされるのか、そして史進と高キュウの関係がどうなるのかも気になる。2015/09/09
どすきん
1
ううむ。登場人物が増えて来たが、やはりキャラは立っていない。えっ、劉唐ってそうなの? 次巻も読もう。2016/03/06