感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
11
日本橋本町の薬種問屋柏屋の奥では、主人と年の離れた弟、藍治郎が裕福な商人相手に先見(占い)をしていた。 藍治郎には相対した者の考えていることを覗ける異能があって、それが不用意に広まらぬよう、店でも仙助以外は近寄らせず、客にも口外せぬよう釘を刺しているが、一方では外出した際に客になりそうな者を物色したりも。そんな中、客としてではなく、一膳飯屋で働くおときに興味を寄せて、3ヶ月だけ手伝いに雇うことに。不幸な生い立ちのおときにとって、浮世離れした一時は…。 おもしろい作品を掘り当てたのに、二巻のみとは残念!2022/07/03
紅羽
5
随所に色気を感じる時代小説でした。人の抱える秘められた内面を見通せる異能を持った藍治朗、そんな彼を支える仙助。そこに三ヶ月だけ彼に雇われた過去に傷を抱えるおとき。僅か三ヶ月だけの日々でしたが、三人の中に変化や成長があり、おときは確実に前を向けるだけの力を得たのでしょう。ラストはちょっと予想と違って切なさが残りましたが、少女少女のようなときめきもあり、素敵な作品だったと思います。2014/09/01
かぴばら
1
藍治郎の設定が少し残念でした2017/03/25
ちー
1
文章は読みやすかったものの、なんだかとりとめのない話で終わってしまった印象が・・・設定は悪くないと思うのに。2014/10/25
なお
1
ふーん。ん?ふーん。って感じ。 可もなく不可もなくってお話でした。2014/08/09