感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
91
新小岩を舞台にした話!何も新小岩でなくてもいいんじゃないと思うし、主人公がどうしようもなくて、苛立ちを覚え好感が持てなかったですね。シェアハウスの仲間の個性が強いので、仲間達でもっとああだこうだと、はしゃいだり騒いだりする方向に持っていた方が、ありきたりの話かもしれませんが、面白かったとは思います(^^;)特にオカマの泉、パンクなさやかの個性がかなり強いので、出番が少ないのが残念です。惜しいというか残念な感じです。BGMにはブルーハーツがいいかな(^^)特に『TRAIN TRAIN』がはまりそう2017/06/17
のんちゃん
15
新小岩は亡き伯母の嫁ぎ先だったので、馴染みのある土地だ。そのタイトルに惹かれて読み始めた。裏表紙のあらすじから、シェアハウスの群像劇本だと思ったのだが、その要素は脇におさまり、内容は一人の人生についてない若者の失敗や挫折を通して、夢や希望、生きている意味や人生の楽しみを考えるものになっている。このシェアハウスの一員にオカマがいるのだか、この人がいい!以前読んだ森沢明夫さんの『大事なことほど小声でささやく』のゴンママ然り、小説の中のオカマさんは素敵な言葉をいつもささやく。その内容は読んでからのお楽しみです!2017/09/30
しんこい
8
失業した主人公が幼馴染に誘われ入った会社は悪徳企業、住み着いた新小岩のシェアハウスは人生いろいろありそうな、でも善人がたくさん住んでいる。どっちも苦手な展開と思っていましたが、どっちもそんなに盛り上がる訳ではなし。元彼女のことも気になります。2015/08/14
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
7
バルセロナ(これの前に読んだ本の舞台)から新小岩へ!!読書の醍醐味ざんす(笑)2015/06/05
ベローチェのひととき
6
第3回角川春樹小説賞受賞作という言葉に惹かれて読んでみた。個性豊かなシェアハウスの住人と巻き起こす痛快コメディ。金について考えさせられた小説でもあった。時々出てくる言い回しが絶妙であった。例えば、興味のない仕事をしていたころを「こんにゃくみたいにツルツルの壁を無理やりよじ登っては、ずり落ちてズッコケちゃうような毎日だった。」と回想していた。発想が面白いね。2017/10/16