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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てんてん
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面白かった! やはり2~3巻の武帝壮年期が一番おもしろかったです。老年期は何もかも手に入れた武帝の孤独がかんじられました。本には参考資料として古代地図が付いていましたが、もっと詳しい地図や、当時の被服なども資料として所々に挟んであったら もっと頭の中で世界が鮮明に描けたのになぁと思う2019/07/26
kinta
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いや~、北方節が最初になかなか出てこないので、「これは書きにくいのかしらん」と思ったら、あとで続々登場。流石。 途中からロビンソンクルーソー状態になって、歴史小説から冒険小説に変わったか、と思ったほど不安になったものの、歴史に戻りました。 なかなか面白い解釈ですな。 日本人心情で史記を描くとこうなるのか、と。 若干牽強付会な気分がないわけでもなかった、というか中国人はこういう風には思考の志向性はないな、と思いつつ引きずられる文体の強さ。 きっとこれ以上書き込むと堂々巡りの心の中になるのだろうなあ・・・
Tsuyoshi Shishikura
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再読了。2016/08/23
akky
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こういったジャンルにあまり興味のない自分でものめりこむ何かがこの本にはあった気がする
cochou
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この小説の大事なテーマの一つは「自分の死をどう受け止めるか」なので、不死を求めた武帝がどんな死に方をするのか、北方謙三の筆に期待が高まるが不安もあった。私の予想とは違う展開だったが、腹に落ちる描き方で大満足だ。2017/07/30