内容説明
浅草で医療所を開く元御殿医の中星天元が、人気のない寺の門前を通りかかると、大振袖の娘が無頼奴に襲われていた。間に入るその前に、浪人が出てきて打ち据え、娘を助けた。だが暮れ六つも過ぎた時間に娘がひとりでなぜ？翌日、天元が薬問屋に行くと、病に罹った一人娘を診て欲しいといわれる。昨夜の娘ではないものの、天元は何らかの繋がりを嗅ぎつける。一方、早桶屋の竜次に、急ぎで棺桶を作って欲しいと依頼がある。聞くと薬問屋が押し込みに遭って三人も殺されたという―。天元たちの「世直し組」が、大店乗っ取りを企む悪人成敗に乗り出す大好評シリーズ第四弾！
感想・レビュー
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mimimimimemo12
1
お医者さんの天元。裏の顔は世直し組。世直し組で得た報酬で、病気で苦しむ人たちを安いお金で助けている。 立派な家柄の家族を娘以外殺すという無残な殺人事件。天元がお世話になってるライバル薬屋さんが事件に遭う。怪しい手口に医者の仕事を放りながら、世直し組として事件に立ち向かう。 娘に目をつけ惚れさす作戦、今で言う一種の詐欺手口。昔ながらの情で動く感じがかっこよくてすきです。2022/03/23
犀門
1
No. 087★★★★☆2018/05/08
