内容説明
捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。ベンチャー企業が開発した、次世代エネルギー資源を巡る国際規模の策謀に巻き込まれたのである。仲間の身を案じた沖田は、追跡捜査係に協力依頼がないにもかかわらず、同係の西川と共に大友が手がけてきた事件を洗い始める。解決されたはずの事件の闇に名コンビが迫る!「アナザーフェイス」シリーズと異例のコラボレーションで魅せる、大好評書き下ろし警察小説。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年、『8年』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年から作家専業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
476
これが噂に聞いた「アナザー・フェイスシリーズ」とのコラボか!なんと冒頭から、我らが究極のイケメン刑事・大友鉄が銃撃される。追跡捜査係としては門外漢なはずが、捜査一課総出という名目のもと、西川&沖田コンビも全力で犯人探しに乗り出す。印象的だったのが、結婚詐欺関係で聞き込みされる美人の被疑者。いろいろ無理があって、読んでいてイラついた。それはさておき、こういうコラボは大歓迎、今後も楽しみにしておこう。2020/05/09
ゆみねこ
94
アナザーフェイスのシリーズ5のラストで、大友鉄が撃たれた場面で終わっていて続きが気になってこちらのシリーズへ。こっちはシリーズ未読でしたが全く問題なく読了。鉄がどれだけみんなに愛され慕われていたかが良く分かります。このシリーズも最初から読みたくなりますね。ずるいぞ、この展開。。2015/02/01
ケイ
90
今度の追跡班が追いかけるのは、大友鉄、つまり「アナザーフェイス」の主人公を撃った犯人。堂場さんの話は、シリーズを超えて登場人物が入り乱れることがあるが、今回のは型破りだ。ただ、型を破っても、その分だけ面白みが増すわけではないのが残念。話がこうなると、両方のシリーズを読んだ人でないと話についていけない。だから、たまたまどちらかのシリーズしか読んでいない人や、これが堂場さんの第一作になる人の中には、未読のものを読もうとするわけで、堂場さんや出版社の作戦かと邪推してしまう。2014/05/28
s-kozy
75
警視庁追跡捜査係とアナザーフェイスシリーズのコラボ作品。しまった、アナザーフェイスの「凍る炎」が先だったのね。それにしても堂場さんはこの作品で何を表現したかったのかな?刑事の友情?警察という組織の真のよさ?もし、そうだとしたら気持ちが悪い。日本人の組織への帰属意識の高さなのかな?銃撃事件の謎解きもなんとも雑な印象が残った。これは「凍る炎」を読んでいないのが、いけないのかな。とりあえず「凍る炎」は読んで、もう堂場さんの警察物は読まないかもしれません。2014/09/29
one
74
王道的刑事小説。仲間のため、という作品テーマからか堂場作品によくあるネガティブさや持って回った雰囲気が少なく、まさかの熱血。物語自体はテンポもよく読みやすいのですが、物語の性質上深みはあまりありませんでした。ですがこの作品ならこのサクサク感がマッチしてました。アナザーフェイスとのコラボということもあり、堂場先生のファンには嬉しい仕掛け。描かれていない裏ではきっと鳴沢や高城達も奔走していたのかな、と想像してしまいました。2014/12/03
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