内容説明
浅草、本所、深川辺り一帯を牛耳っていると囁かれながら、これまでまったく表に出てこなかった闇世界の大親分・駒形伝兵衛。その正体への糸口を掴むべく、南町奉行所は浅草田原町の賭場へ手入れをおこなった。だが、その時に捕えた伝兵衛の倅・彦十郎が牢死してからというもの、捕物に加わった者たちが次々と惨殺されていく。奉行所内に我が身も危ないとの不安が広がる中、八丁堀隠密同心・長月隼人も探索に立ち上がった。“火龍”なる必殺剣の遣い手を擁し、自らは闇に紛れ込む悪の元締を、隼人はいかにして追い込むのか―。大好評書き下ろし時代長編。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。小学校教員在職中に執筆を始め、デビュー作『剣の道殺人事件』で、第36回江戸川乱歩賞を受賞。その後もミステリーを中心に作品を発表し、近年は、時代小説の分野で評価が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
48
次々と起こる惨殺事件がされていくのに鳥肌が立ちます。不安の広がる中、悪の元を撲滅できるかハラハラさせられました。ある意味怖い時代小説です。2023/08/19
とし
36
八丁堀剣客同心「火龍の剣」14巻。八丁堀隠密同心長月隼人、奉行の筒井より斬り捨ての特権を得ているので剣豪小説のようで全編ピリピリ感、締めは八吉さんの出番が、今回は長月家に待望の男子誕生あっぱれおたえさん。名前はどうなるんだろう次回が楽しみ。2014/02/20
Tatsuhito Matsuzaki
12
事件の解決後のクライマックス、火龍の使い手と主人公長月隼人の決闘シーンでは、刀の閃光や血飛沫とその臭いまで感じられるような臨場感が伝わりました。2021/10/02
犀門
0
#139★★★☆☆2015/07/06
Masayoshi Arakawa
0
20140421350 鳥羽さんのワンパターンは安心して読み続けられます。今回は、最後の対決後に初の子供、長男誕生。おめでとうございます。次回はいかに?2014/04/21