内容説明
信長の秘宝とは帝も畏れる十種神宝であった。天と地の二ヶ所に分散されたすべての秘宝を揃えるため、富士山麓から丹後田辺城に飛んだ友海、蒼海。石田三成は西軍三万人を投入し、大包囲網を敷く。ところが田辺城内にいる細川軍は、たった五十人余。全滅が予想されるなか、ついに細川軍五十二人対西軍三万人の戦国史上類例のない大篭城戦が始まった。はたして追い込まれた友海、蒼海は西軍を打ち倒し、十種神宝すべてを見事掌中に収めることができるのか?そして二人の運命は!?堂々の完結篇。
著者等紹介
中見利男[ナカミトシオ]
1959年、岡山県生まれ。作家、ジャーナリスト。該博な知識と徹底した取材力、そして斬新な視点を駆使し、ドキュメンタリー、評論、解説書など数多く手がける。伝奇時代小説『太閤の復活祭―関ヶ原秘密指令』(『秀吉の暗号』に改題)が「2001年度の本の雑誌が選ぶ総合ベスト10」で第7位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myunclek
10
上巻で慣れたようで、物語にすっと入って行けました。しかし、あまりにも何でもありで絶対絶命の窮地を何度も脱するのには食傷気味になったけど。読み応えはありました。暗号の解説部分は話の肝となる場面なのでしょうが、睡魔には勝てませんでした(^^)2020/05/11
おぎにゃん
4
凄かったぁ。「絶対に全員生き延びる」ことを決意した「52人対30,000人」の大籠城戦!友海と子供たちの知恵と勇気、土蜘蛛一族や十種神宝の秘密、危機と裏切り…伝奇小説の面白さをこれでもかと詰め込んだ豪華絢爛な大活劇…。そして…ラストシーンの粋なこと!生きる勇気が湧いてくる、非の打ちどころなしの大傑作だじょ!2013/11/24
かずぺん
1
大作を読んだという満足感がある。生きることの大切さがよく理解できた。2013/01/04
三田主水
1
関ヶ原の戦の直前、十種神宝を巡って展開する大作戦を描く時代伝奇冒険小説。小説としては荒削りな部分もありますが、伝奇、アクション、爆発の満漢全席で満腹です。しかし何より良いのは、主人公たちが「いくさ人」とは対極の生きる、生かすために戦うことであります2012/11/20
sayan
0
空港到着まで残り5時間から読み始める。ストーリーが進むにつれて家康の存在感が増してくる。一方で、古代史にかかわって行く内容は、明石散人の作品「鳥玄坊」シリーズを思い出した。伝奇小説とわかっているが、神話や古代史に言及していくのは個人的には好きだなあ。2017/04/30
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