内容説明
安土城に招かれた宣教師・ヴァリニャーノは、織田信長より安土城を描いた屏風絵を託された。それは、信長が仕掛けた時のローマ教皇への世界を覆す挑戦状だった―。数年が経ち、信長の死後も、バチカンでは、未だに彼が突きつけた屏風の秘密を解き明かせずにいた。信長の“南蛮世界を覆す”ほどの暗号とはなんなのか?ローマ教皇パウルス五世は、暗号解読のため、密使を日本へ送り込むが…。
著者等紹介
中見利男[ナカミトシオ]
1959年、岡山県生まれ。作家、ジャーナリスト。該博な知識と徹底した取材力、そして斬新な視点を駆使し、ドキュメンタリー、評論、解説書など数多く手がける。伝奇時代小説『太閤の復活祭―関ヶ原秘密指令』が「2001年度の本の雑誌が選ぶ総合ベスト10」で第7位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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