内容説明
芝神明宮で行われる富くじ見物に出かけた菊薗平次郎は、同じ長屋に住まうお舟の姿を見かける。お舟は、仲間と買った割札のくじで見事三番富を当て、六両の大金を得ることになったのだ。それからというもの、お舟の金を目当てに多くの人がご機嫌取りに現れるようになる。そんな中、須磨吉という甥が久方ぶりにお舟の元を訪ねてきた。須磨吉は金を奪うために、お舟の死んだ一人息子に繋がる過去をゆすぶってきたのだ。それを見かねた平次郎は、お舟に力を貸そうとするが…(「おん富一番」より)。―江戸市井の人々の苦悩や悲しみを救う為、平次郎が陰日なたに活躍する全三篇。好評新シリーズ第二弾。
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
昭和26年、東京都生まれ。國學院大學文学部卒業。平成2年、「夜の道行」で、第12回小説推理新人賞を受賞。以後、時代小説を次々と発表。常に新作が待望される作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
13
イマイチ納得できず微妙だけれど次も読もう2026/05/04
ひさか
6
千野さんを最近読み始めました。 江戸人情、食べ物、捕物と三拍子揃ったお話。 一話分の筋運びがうまくて、しかもレギュラー化しそうな登場人物が面白い。2012/03/18
ダイアナ
3
元同心、現蕎麦うりの平次郎が市井の人々の悩みを解決するシリーズ第二弾。平次郎は割と頼まれなくても気になったから調べる→結果上手く収まる感じだけれども、押し付けがましくなく、さりげなく手を貸している様が何とも小気味よい。前回から気になっていた丑の正体もわかりすっきり。シリーズ全作借りられたので満足。繍との関係も全身して欲しい。しかし、蕎麦は美味しそうだし、作中に登場した山芋を鰻の蒲焼に模したせたやき芋、愛娘、萌との思い出の味、雷豆腐…美味しそうな料理も楽しめた。2018/04/15
あかんべ
3
月の岬の丑がよかった。この先も丑の姉のお志麻が出てきて欲しいなあ。2012/04/16
M2
3
蕎麦売り平次郎シリーズの第二弾。市井の人々の幸せを守ろうとする平次郎の気づかいや自らも精一杯頑張ろうとする人々の姿が心にしみます。物乞い丑の過去がわかる話は姉弟の情や不出来な若旦那の優しさなど人間のいろいろな側面が優しく描かれていて面白かったです。3話目の菊人形の思い出に胸がきゅんとしました。2011/03/15




