内容説明
佐平次親分こと佐助は、お鶴の故郷、上州は高崎へ赴くこととなった。道すがら、二人の後をつけてくる謎の男に気づいた佐助。これまでの捕物で、佐平次親分に恨みを持った人間が襲ってくるのではないかと危惧の念を抱く。一方、江戸では平助が同心の井原伊十郎より面倒な問題を持ち込まれていた。井原はある駕篭屋の主人の妾に手を出し、何者かに揺すられているというのだ。渋々探索を引き受けた平助だったが、佐平次親分の名を語り悪事を働く偽者の存在を知ることに―。偽の佐平次親分の正体とは!?果たして、佐助は無事に上州へたどり着けるのか!?大好評シリーズ第十七弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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