ハルキ文庫<br> 造花の蜜〈下〉

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ハルキ文庫
造花の蜜〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758435154
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

その事件は、小川香奈子の息子の圭太が、スーパーで連れ去られそうになった出来事から始まった。幼稚園での信じられない誘拐劇。人質の父親を名乗る犯人。そして、警察を嘲笑うかのような、白昼の渋谷スクランブル交差点での、身代金受け渡し。前代未聞の誘拐事件は、人質の保護により、解決に向かうかのように思われた…。だが、それはこの事件のほんの序章に過ぎなかった。二転、三転する事件の様相は、読者を想像を絶する結末へ導く。読書界で話題沸騰の長篇ミステリ、待望の文庫化。

著者等紹介

連城三紀彦[レンジョウミキヒコ]
1948年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中の78年、『変調二人羽織』で第3回幻影城新人賞を受賞してデビュー。81年、『戻り川心中』で第34回日本推理作家協会賞受賞。また84年には『宵待草夜情』で第5回吉川英治文学新人賞を、『恋文』で第91回直木賞を、96年『隠れ菊』で第9回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよキチ

87
視点変更に隠された事件の真相・主犯者と共犯者の関連付けなど、上巻ほどの派手さは無いものの、『上手いことできてんな~』と感心せずにはいられなかった。とはいえ、真の動機や蛇足的な最終章(伏線がある以上、仕方ないか?)。斬新な展開だっただけに、個人的には勿体ない感が半端ないと思ってしまった(笑)。誘拐ものの中では傑作に違いないのですが…。2013/01/21

えみ

77
最高級で贅沢な誘拐事件。滅多に味わえない珍味に終始ご機嫌。頁を捲る手が止まらなくなるくらい楽しんだ。上巻でさえクライマックスのように驚きと満足感でお腹いっぱいになりかけていたのに「なんてこと!」という驚愕のデザートが下巻に待ち受けていた。そっちだったか…と何故か少し想定外すぎてフリーズ。出し惜しみしない事件の中の事件と犯人側の事件のミックス盛り合わせにワクワク感が何処までも持続する!造花とはそういうことで、働きバチが運ぶ蜜とは成程こういうことかと嫌に説得力がある事件の全容に唯々敬服。連城三紀彦、恐るべし。2022/09/16

三代目けんこと

58
上巻の答え合わせとなるはずが、読めば読むほどゴールが遠のいていく感じ…。蜜を求めて、花から花へと自由に飛び回る蜂に、登場人物同様、読み手も翻弄されていく。これまであまり読んだことのない誘拐ミステリーで、自分は好き。おもしろかった。2019/08/14

90ac

53
下巻は冬の越後湯沢から突然スタートしますが、私は新幹線のない時代しか知りません。ここからの元従業員の顛末もびっくりし唖然としますね。二転、三転する事件はまったく結末を予想できません。極めつけは最終章。突然、仙台での話で上巻の主人公達は登場しません。しかししっかり繋がっていて、またまた騙されてしまいます。犯人はまるであざ笑う怪盗ルパンのようです。いやーやっぱり連城さんはすごいねと思わされる作品でした。2017/06/24

papako

52
すごい!上巻で焦点のあたっていた母子は蚊帳の外。世間に見えていた事件が270度くらいひっくり返される。見事などんでん返し。身代金を取らなかった誘拐犯は誰なのか。なぜそんな事件を起こしたのか。それが明らかにされた時、親子の情が浮き彫りにされたように思う。ただ、最後で最大の事件の章は蛇足かなぁと。。。連城作品の女性はしたたかで美しい。堪能しました。2015/01/26

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