内容説明
傭兵として色々な大地を巡ってきたローエとその相棒カヴィンタ。ある日、山道をさ迷い歩いていた2人は、突然兵士達に捕まってしまった。そこは王のいない、神々が治めている小さな世界だった。山の中で迷ったことも、捕まり神殿に連れられることも、全ては神々に仕える大巫女のお導きによるものだったのだ。そして大巫女から“罪の子”として生まれたルティを国から連れ出して自由にしてあげて欲しいと頼まれ、3人の旅が始まった―。大人気を博した、『風の大陸』の続編!書き下ろし長篇ファンタジー。
著者等紹介
竹河聖[タケカワセイ]
東京生まれ。青山学院大学文学部卒。主にホラー、伝奇、ファンタジーを書く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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珂音
17
風の大陸から数百年後の世界です。良いとこのぼっちゃん風戦士とベテラン戦士が分け有りの少年をとある山までお届けする旅の物語らしい、今のところ(笑)もう少しつっこんだ感想はコメント欄で2010/12/02
violetta(不定期出没)
9
てっきりカルナーの再開かと思ったら違ってた。新シリーズなんだけど、不思議なえにしで結びつけられた三人組が事件に巻き込まれていくっていう作りなのは同じ。今回は少年、青年、壮年三人組。もう前作を好きだった頃から時間が経って自分が変わってしまっているから楽しめなかったらどうしようと思ったんだけど、絵巻物みたいな綺麗な世界を楽しめた。私は、やっぱり竹河作品の登場人物の、弱い者へのやさしさやまっとうな感覚(人が傷ついたら哀しいとか)が好きだな。2010/12/08
お~い
6
風大だーって感じですね。読みだして、あの世界観を感じてしまった。読んでいて安心した感じです。けど、てっきりあの大陸は沈んだものと思っていましたが。次の巻が楽しみです。あの登場人物の血縁と思ってしまうのはひねくれた読み方でしょうか? 2016/04/14
春祭
5
あれから数百年後、という新風の大陸。さくっと読めます。そして買ったとき1とついてなかったからこれ1冊で終わると勝手に思い込んでて、あまりの伏線らしきものやイベントにこれで終わるの?!と思いきややはり…(^_^;)すぐに2巻買いに行きます!前回の風の大陸、実は途中の部分をちらっとしか読んでいないのでちょっと惜しいことをしたと思いました。読んでなくても楽しめる内容ですがやっぱり気になりますよ!というわけで、最近売ってないので図書館に通い込みになりそうです。2011/05/07
朱音
3
相変わらずサクサクと読み進められます。キャラクター的に前作とかぶるようなかぶらないような、絶妙なバランスなのかもしれません。前作の時代の後日談…彼らのその後の話なんかちらっと語られればいいなぁ。2011/04/04