内容説明
四ッ谷の辻に五千両が置かれていた。そこには「御救米の購入に充てるべきものなり」と書かれた一枚の紙が残されていた。稲葉七十郎が番所に持ち帰り、とりあえず南町奉行所で預かることとなった。一方、立てこもりの知らせをうけて高島君右衛門の屋敷に向かった勘兵衛と修馬たち。だが、おびただしい血が流れていたものの、殺されたと思われる当主と、殺したと思われる小普請組の三木晋左衛門の姿がなかったのだ…書き下ろしで贈る、大好評シリーズ第十四弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたしは元気
5
次、読みます。2022/10/11
蕭白
4
読み始めたら一気でした。捕り物帖的な色彩が強く、読んでいて楽しかったです。2016/03/08
Mikey
1
これも面白かったが五千両を置き去りにする理由が理解できない。にしても意外な展開が所々にあって勘兵衛と七十郎の探索が絡まりあって最後に解決するのはすっきりする。新幹線で読んだがあっという間に目的地に着くので便利。 2020/01/31
kazukitti
1
物語冒頭で事件の核心はもう触れられてるのはいつも通り、その後七十郎サイドと別件からスタートした堪兵衛サイドが交錯し、事件の謎が解れ二つの事件が其々、あるいは収斂して解決と。合間のキャラの日常描写が増えていってるのはシリーズものならではなのか、あるいはミステリとしての事件性の弱さをソッチで補ってるのかw 堪兵衛の暗殺とかもうパターン通り越してギャグにもなってる感もあるから、作者の予定調和の世界観になっちゃってるのかしら。シリーズも残り2冊と考えると、マンネリズムが失速させたと見るよりはやっぱり残念に思うw2014/09/08
はじこう
1
今巻表紙にもなっている稲葉七十郎。 すっかり勘兵衛とのWヒーロー、否、 修馬とのトリプルヒーロー、が定着 した...というより、今巻では登場紙面数 は一番か? これからのますますの活躍が期待される。2014/04/17
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