ハルキ文庫
代がわり―鎌倉河岸捕物控

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758432924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

豊島屋の清蔵たちは、富岡八幡宮そばの船着場で、六、七人の子供たちが参詣に来た年寄りから、巾着を奪い取るのを目撃した。店に戻った清蔵たちは、金座裏の若親分・政次にその話をするが、どうやら浅草でも同様な事件が起きているという。さらに今度は増上寺で巾着切りの事件が起こった。だが、被害にあった金貸しの小兵衛は刺し殺され、巾着も奪われたのだ。同じ犯人の仕業なのか?宗五郎と政次たちは、探索に乗り出すが―。しほとの祝言を控えた政次は、事件を解決することができるか!?大好評書き下ろし時代長篇シリーズ第十一弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。71年より74年末までスペインに滞在、闘牛社会を取材。以後、スペインをテーマにしたノンフィクション『闘牛士エル・コルドベス―1969年の叛乱』や、小説『ゲルニカに死す』を発表。1999年、初の時代小説『瑠璃の寺』(文庫化に際して『悲愁の剣』と改題)を発表後、次々と作品を執筆、時代小説の書き手として高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

八子@ちょっと復活

12
今回は一話完結でなく、いくつもの事件が同時に進む構成でした。政次としほの祝言が着々と進み、彦四郎や亮吉の気持ちを考えると切ないものの、読者としては続きが楽しみです。しかし政次強すぎだろ……まあ安心して読めるので構わないのですが。このシリーズはだいたい後味が良いので好きです。2012/12/14

藤枝梅安

11
政次、彦四郎、亮吉、しほ、の幼馴染4人の成長が爽やかに描かれている。  政次としほの婚礼の準備も着々と進んでいる。  金座裏10代目への「代がわり」はまだ先のことだろうが、  このシリーズもここで一段落、という感じがする。2010/08/23

Kau

10
富岡八幡宮そば、また浅草で巾着を奪われる事件が起きる。そして、増上寺でまた巾着取りが、その時金貸しの小兵衛は刺殺されてしまう。またまた、若親分の政次が大活躍です。そして、江戸の人情に心が暖かくなり、ホロリとさせられます。いよいよ政次としほさんも祝言をあげるようです。2020/03/31

KAZOO

10
居眠り磐音と同様にこちらも主人公の独り立ちとともに、幼なじみとの祝言の話が進んでいきます。読んでいてストレスを感じないし、最後はすかっとさせてくれるので読んでしまうのでしょう。2013/11/12

harhy

9
いろんな事件を解決して、政次としほの祝言が近づく。大店の主や隠居の間違いが哀しいね。2013/04/21

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