内容説明
書院番から徒目付へ移籍となった久岡勘兵衛。やっと慣れてきたところに、初めて徒目付として扱う事件が舞い込んできた。ある旗本一家が夜逃げしたとのこと。勘兵衛は同じ徒目付の山内修馬と組んで、早速翌日の夜明けすぎから市中を歩き始める。消えた旗本は果たして誰から借金をしていたのか!?やがて調べていくうちに、事件は思わぬ方向へと進展していくのだが…。書き下ろしで贈る、好評の勘兵衛シリーズ第四弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
7
前作で積み残していた問題が解決。本格的に徒士目付としての活躍が始まると同時に、新たなパートナーと課題が。いろいろと楽しみになってきました。2015/12/17
わたしは元気
4
ドキドキ。 ハラハラ。 最後は、ほんわか。次も楽しみです。2022/07/26
ばるたん
2
いよいよ待望の部署替え。熾烈な戦いは勢いを増したような。。次号へ2022/08/27
Mikey
1
最後の勝負が良かった。描写が良くて場面が目の前に浮かんでスリル満点だった。これだから時代小説はやめられない。 って続きがあるから、しばらくはこのシリーズから目が離せないなぁ。2019/11/12
はじこう
1
自ら新しい世界に飛び込んだ勘兵衛と 相棒とに、次々と襲いかかる謎。 特に今回ラスボスとして立ちはだかったのは、 まさかの...!? それにしても筆者の詩的な風景描写には、 毎度ただただ感服するばかり。2013/12/05