グルメ文庫
程さんの台湾料理店―料理は海を越える

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  • サイズ A6判/ページ数 227p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758431347
  • NDC分類 596.22
  • Cコード C0195

内容説明

「台湾料理の草分けに!」焼きビーフン、肉ちまき、豚の角煮など本場の味で、舌の肥えた大阪人をもうならせる梅田『龍潭』。日本人の父と台湾人の母が闇市に開いた中国料理店とともに成長した程さんは、いかにして「旨いもの」を作って人を喜ばせることに生きがいを見出すにいたったのか?二つの祖国を持ち、激動の昭和を生きてきた著者が語りつくす「料理と人生」。巻末には石毛直道氏との対談も収録。

目次

1 料理人になるまで(中国と日本のあいだで;闇市からの出発;二つの名前 ほか)
2 料理は変わる(海鮮料理は日本で生まれた!?―『海皇』の話;中国料理の世界 ほか)
3 「食」の今、これから(犬も食わない食べ物?;素材選びのコツ;今、台湾は… ほか)
対談 「おいしいものが食べたい」(石毛直道・程一彦)

著者等紹介

程一彦[テイカズヒコ]
1937年大阪生まれ。灘高校、関西学院大学卒業。貿易業をへて61年より1年間、台湾・香港で料理修業後、「台湾料理 龍潭」の二代目、現在にいたる。ほかに程一彦中国料理教室を主宰。NHKテレビ料理講師ををはじめ、TV・ラジオ・新聞・雑誌・講演などでも活躍。89年、厚生大臣金賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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niz001

2
程一彦さんの本は初めてやな。最後の石毛直道さんとの対談が特にいい。『あぶら』の話は「確かにそうか!」と膝を叩いた。大阪駅前第三ビルにあった龍潭の前は数えきれないほど通ったけど1回も行ったことないまま閉店しちゃったんだよなぁ。2015/07/09

merara

0
台湾料理が日本に入ってきて広まる経緯など、文化的歴史的背景なども書かれていて面白かった。文化と食の関係は深い!2012/04/09

ナウラガー_2012

0
中国も仏も肉より内蔵の方が高価(肉に比べて内蔵の方が絶対量が少ないし旨いため)/皮つきの豚は日本では中華街のある神戸と横浜、沖縄以外では買えない2014/10/09

ナウラガー_2012

0
で、いくら食べても我が家では食べ物が余るように..という願いが込められている/江戸時代に食べ歩きガイドブックがあり、19Cになると『江戸名物酒飯手引草』という600店にのぼる冊子ができる(ミシュランのグルメガイドができる10年前)/鮪のトロ:日本橋の吉野鮨で大正7、8年頃、当時、安くて見向きもされなかったトロを筋を取り除いて握ったら客に評判で出し始めた。脂身なんで、最初は「アブ」と呼んでいたが常連さんが「トロっとしているからトロにしたら」という事で「トロ」になった2014/10/09

ナウラガー_2012

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香辛料を禁じていた禅宗の影響でピリ辛味が定着しなかった/高温殺菌牛乳は1975年頃から販売され(それまでは低温殺菌牛乳)たが、その頃からアトピーや牛乳アレルギーが増えた。卵のアレルギーが増えたのも無精卵ができてから/最澄や空海の保護者だった桓武天皇の時代(794)に肉食禁止令/弱い火力でおいしい中華料理を作るコツは、鍋に蓋をして”から焼き”する事。その熱い所に油を回し入れると油膜ができて焦げ付かないし、油が臭くならない/台北の故宮博物館:食器の最初の模様は「魚」。魚は中国語でユィで「余る」と同発音2014/10/09

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