内容説明
石川県警の住之江紗代は、沢口金箔の元社長夫人から、奇妙な相談を受けた。数ヶ月前に交通事故で亡くなった夫と同乗者に六十億円もの保険金がかけられていたというのだ。保険金の受取人は会社であったが、現在は他人に渡ってしまっている。もしや保険金殺人だったのか!?捜査に動きはじめた紗代に、署内外からの妨害が…。警察庁の宮之原警部に協力を要請した紗代は、巨大な陰謀に立ち向かう決意をする―。長篇旅情ミステリー。
著者等紹介
木谷恭介[コタニキョウスケ]
1927年大阪生まれ。浅草の劇団「新風俗」「三木トリロー文芸部」などを経て、ルポライターとして活躍。その後、小説クラブ新人賞受賞を契機に作家活動に入る。近年は、宮之原警部を主人公とする旅情ミステリーで好評を博している
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