出版社内容情報
闇に葬り去られた政治的取引
警察庁官僚の謎の死、残された暗号、地検、法相、FBI……
矜持を賭け、新聞記者たちが駆ける!
新聞の役目は――ダムを打ち壊すことだ。
渾身の書き下ろし長編
角川春樹事務所30周年&堂場瞬一デビュー25周年記念作品
新鋭の新聞記者・古山孝弘は、かつてコンビで千葉・埼玉連続女児殺害事件の真実を暴いた先輩記者・松島慶太に呼び出された。
松島はがんを患い、定年退職後、自宅で療養中。
松島は余命宣告を受けている、と告白し、古山にあるメモを託した。
メモには暗号のような文章が書かれていて……。
薫陶を受けた先輩が「心残りだ」と告げるその暗号を解き、隠された謎を暴くため、古山の取材が始まる。
【目次】
内容説明
三十年、喉に刺さった棘。それを我慢したまま死なせない。新鋭の新聞記者・古山孝弘は、かつてコンビで千葉・埼玉連続女児殺害事件の真実を暴いた先輩記者・松島慶太に呼び出された。松島はがんを患い、定年退職後、自宅で療養中。松島は余命宣告を受けている、と告白し、古山にあるメモを託した。メモには暗号のような文章が書かれていて…。薫陶を受けた先輩が「心残りだ」と告げるその暗号を解き、隠された謎を暴くため、古山の取材が始まる。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
215
堂場 瞬一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 アメリカまで大風呂敷を拡げた割には、最期は尻すぼみでした。タイトルも微妙な感じです。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=77162026/03/30
旅するランナー
174
30年前の警察庁官僚の謎の死。当時暗号メモを受け取った記者は今や癌で余命宣告を受け、コンビでもある後輩記者に謎の解明を託す。それは警察·政府·FBIを巻き込んだ隠蔽工作へと繋がっていく。新聞の役目は組織ぐるみの隠蔽というダムを打ち壊すことだ。元新聞記者作家からの現役記者へのエールのような骨太な犯罪スリラー。2026/03/21
いつでも母さん
148
余命宣告を受けた先輩記者・松島から託された30年前の暗号メモ。社会部記者・古山とその仲間たちが暴くのは―堂場さんデビュー25周年記念作品は骨太の書き下ろし。20周年記念の既読作品『沈黙の終わり』からあっという間の5年。砂漠の中から一本の針を探せるか?を地で行く取材、妨害があるということは真実に近づく証か・・あの頃、忸怩たる思いした人間の矜持が時を経て今、結実する。だが亡くなった者は還らない。「国益を損ねるような記事に何の意味が?」ラストは社会部と政治部OBのバチバチこれは今後の伏線か?(私の穿ちすぎ?)2026/03/05
KAZOO
121
堂場さんの新聞記者が主人公のもので、「沈黙の終わり」に続くもので、かつてコンビを組んでいた退職した新聞記者からあるメモを渡されます。そのメモを書いた警察官僚は長野で病死しています。比較的自由な遊軍記者である主人公はそのメモの謎を探るために長野、アメリカ、長崎などへと出張してメモの謎を突き止めていきます。最後は警察官僚の死を含め解決されます。一気に読まされ楽しめました。2026/02/15
タックン
117
前作(沈黙の終わり)で一緒に取材して退職した先輩が病身で30年前にある警察官僚から渡された暗号文書の解読と取材を託される古山。警察官僚は急死していて生前に先輩に渡されたものだった。こんな謎めいた内容で先が気になって一気読み。読みやすく面白かったけど、やはり堂場さんらしいノンフィクションめいた新聞記者取材記録みたいな感じだった。日米の貿易摩擦を解消するために日本の自動車メーカーがアメリカで現地生産を開始した時の事件化されない記録みたいだった。もっと警察官僚の死やヒビキ自動車の罪をもっと掘り下げて欲しかった。2026/08/14




