昭和(レトロ)探偵物語―平和村殺人事件

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昭和(レトロ)探偵物語―平和村殺人事件

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758414845
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『永遠の仔』『悼む人』……感動を送り続ける著書の進化、一大エンターテインメント誕生!

「高校時代に国内外の探偵小説を手に取り、以来ずっと探偵小説には憧れに近い親しみを感じてきました。今回、ほぼ半世紀にわたる憧れを形にする時間は、本当に楽しいものでした。書くことがこれほど楽しいと感じたのは、初めてだったと思います」――天童荒太

ビートルズが日本を訪れてコンサートを開いた一九六六年。昭和四一年。
日本の片隅で、或るおぞましい事件が起きた。
私にとっては、忘れがたい……というより、いまなお当時の光景といい、匂いといい、感触といい、生々しい記憶で胸が焼かれるような想いがする事件である。
加えて、あの悲しみに満ちた出来事には、表向き解決した内容――すなわち、裁判になったり、新聞記事になったりした事実とは、また別の驚くべき真相がある。
たとえば被害者の数は、公表された数よりも、はるかに多かった。――「プロローグ」より

内容説明

昭和四一年。日本の片隅で、或るおぞましい事件が起きた。

著者等紹介

天童荒太[テンドウアラタ]
1960年愛媛県松山市生まれ。「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。93年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀賞となる。96年『家族狩り』で山本周五郎賞、2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、09年『悼む人』で直木賞、13年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

163
天童 荒太は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか、昭和伝奇ミステリ、金田一耕助オマージュ作品でした。著者のミステリはイマイチの気がしますが、続編が出たら読む予定です。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=75452025/07/15

buchipanda3

89
「鯨の庭と書いて、イサニワです」。題名の通り昭和レトロな探偵小説。先へと読ませる筆致で雰囲気ある作品を味わえた。戦後の名残が消えゆく昭和40年代初めの山あいの村、場を不思議と和ますユニークな風体と名前の探偵、そうあれのオマージュ。倉に残る因習めいた不気味な絵画、村名に隠されたもの、村民の不穏な態度、それらの意味が徐々に集約されていく。水たまりの残像描写が何気に効果的。終盤のあの一撃にまさかとギョッとなった。鯨庭の欠点の無さがあれだがそこは今風かなと。最後の真相究明は定番の。著者謝辞を読むとひょっとしたら。2025/07/12

ケンイチミズバ

77
最初は奥田英雄かと思いながら横溝正史だなと思った。頭をかきむしる金田一へのオマージュ、ここでは探偵は耳たぶを引っ張ると閃く。立てこもり犯の要求は、ここに(来日中の)ビートルズを連れてこい。で、冒頭のつかみはイイ。本題に入ると、これが懐かしいカドカワ映画を彷彿させる。あの時の助清が彼で、刑事が彼で、死体をわざわざ晒しものにする意図があり、尽忠村は実は人柱村といういわくありげな名称で。昭和がどんな時代だったのか現代との比較コメントもあり、笑わせてくれる。ミステリーの謎解きまでの展開に中弛みがあり、次回に期待。2025/07/04

ゆみねこ

76
天童さんが探偵小説?! 昭和41年、ビートルズの来日から始まる物語。当時の記憶は鮮明に残る私なので昭和の田舎の風物など、楽しみながら読めた。まだ戦争の傷が多くの人々の心に影を落としていたあの時代、尽忠村で起きた事件の謎を解くのはギターを背負った流しの鯨庭(いさにわ)。シリーズ化されるなら続けて読んでみたい1冊。2025/07/07

のぶ

76
今までの天童さんの作品世界とは大きく異なっていて戸惑ったが、作品自体はとても面白かった。横溝正史の探偵小説の世界が、こんな形で味わえたことが楽しかった。作品の舞台は昭和41年。まだ自分は小学生だったけれど、ビートルズの来日公演も何となく覚えているし、巻末の謝辞にある「犬神家の一族」の映画公開のことは自分もよく覚えています。懐かしい昭和の世界にどっぷり浸る事ができて本当に良かった。2025/07/02

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