昭和(レトロ)探偵物語―平和村殺人事件

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

昭和(レトロ)探偵物語―平和村殺人事件

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年08月21日 17時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758414845
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『永遠の仔』『悼む人』……感動を送り続ける著書の進化、一大エンターテインメント誕生!

「高校時代に国内外の探偵小説を手に取り、以来ずっと探偵小説には憧れに近い親しみを感じてきました。今回、ほぼ半世紀にわたる憧れを形にする時間は、本当に楽しいものでした。書くことがこれほど楽しいと感じたのは、初めてだったと思います」――天童荒太

ビートルズが日本を訪れてコンサートを開いた一九六六年。昭和四一年。
日本の片隅で、或るおぞましい事件が起きた。
私にとっては、忘れがたい……というより、いまなお当時の光景といい、匂いといい、感触といい、生々しい記憶で胸が焼かれるような想いがする事件である。
加えて、あの悲しみに満ちた出来事には、表向き解決した内容――すなわち、裁判になったり、新聞記事になったりした事実とは、また別の驚くべき真相がある。
たとえば被害者の数は、公表された数よりも、はるかに多かった。――「プロローグ」より

内容説明

昭和四一年。日本の片隅で、或るおぞましい事件が起きた。

著者等紹介

天童荒太[テンドウアラタ]
1960年愛媛県松山市生まれ。「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。93年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀賞となる。96年『家族狩り』で山本周五郎賞、2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、09年『悼む人』で直木賞、13年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

178
天童 荒太は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか、昭和伝奇ミステリ、金田一耕助オマージュ作品でした。著者のミステリはイマイチの気がしますが、続編が出たら読む予定です。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=75452025/07/15

パトラッシュ

138
一貫して現代社会の生理的矛盾が生んだ犯罪を描いてきた著者が、今度は昭和レトロな探偵小説とは無謀な挑戦とも思える。横溝正史ファンとして書きたかったらしいが、正直『家族狩り』や『永遠の仔』が絢爛たる色彩に満ちた巨大な絵画とすれば、こちらは水彩画か素描画だ。探偵も犯人も周辺の人物も強い個性を持たず、時代の流れに追い立てられて困惑しながら生きている。戦争が庶民に及ぼした狂気と悲劇を背景にしても、松本清張や水上勉に比べれば取ってつけたような感覚が拭えない。何だか金田一少年の父親が活躍する話を読まされた気分になった。2025/07/25

しんたろー

115
天童さんが初の試みに挑戦ということで興味津々で…昭和41年の田舎を舞台に、警視庁広報部・国生を語り部にして、流しのギター弾き兼探偵・鯨庭の活躍を描いた物語。後書きにあるとおり、横溝正史オマージュと言えるが不気味さやトリックは薄味で、人情や昭和レトロを楽しむ内容。所々に挟まれる著者注がユーモアも交えていて昭和世代には懐かしい。ミステリとして驚きがないのが残念ではあるが、鯨庭に主人公らしいスター性を感じるし、探偵ものへの愛情が伝わってくるのが嬉しい。謎解きや怪奇さを濃くして「鯨庭シリーズ」として続けて欲しい。2025/08/05

buchipanda3

95
「鯨の庭と書いて、イサニワです」。題名の通り昭和レトロな探偵小説。先へと読ませる筆致で雰囲気ある作品を味わえた。戦後の名残が消えゆく昭和40年代初めの山あいの村、場を不思議と和ますユニークな風体と名前の探偵、そうあれのオマージュ。倉に残る因習めいた不気味な絵画、村名に隠されたもの、村民の不穏な態度、それらの意味が徐々に集約されていく。水たまりの残像描写が何気に効果的。終盤のあの一撃にまさかとギョッとなった。鯨庭の欠点の無さがあれだがそこは今風かなと。最後の真相究明は定番の。著者謝辞を読むとひょっとしたら。2025/07/12

のぶ

86
今までの天童さんの作品世界とは大きく異なっていて戸惑ったが、作品自体はとても面白かった。横溝正史の探偵小説の世界が、こんな形で味わえたことが楽しかった。作品の舞台は昭和41年。まだ自分は小学生だったけれど、ビートルズの来日公演も何となく覚えているし、巻末の謝辞にある「犬神家の一族」の映画公開のことは自分もよく覚えています。懐かしい昭和の世界にどっぷり浸る事ができて本当に良かった。2025/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22617716
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品