チグリジアの雨

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784758413954
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

命の重さの重要性を問いかけ、連鎖する“いじめ問題〟に一石を投じる、青春ミステリ小説。
東京の進学校に通っていた、高校一年の成瀬航基は、母の再婚をきっかけに、ある田舎町に引っ越すことになった。
転入して間もない学校生活は順調に進んでいたが、そんな状況が一変し、突然いじめのターゲットになってしまう。
いじめは次第にエスカレートしていき、航基は身も心も耐えられなくなっていく。
不条理な目に遭うたびに心は削られ、誰にも相談できずに、我慢の限界を迎えた航基が出した結論は「死」。
地元で『ゴーストリバー』と呼ばれる河を自殺の場所に選ぶが、
その河でほとんど学校にも登校せず、真面目に授業も受けない、クラスメイトの月島咲真と出会う。
そんな咲真が航基に対し、「報復ゲームに参加しないか」という衝撃的な一言を放つ――。

内容説明

東京の進学校に通っていた、高校一年の成瀬航基は、母の再婚をきっかけに、ある田舎町に引っ越すことになった。転入して間もない学校生活は順調に進んでいたが、そんな状況が一変し、突然いじめのターゲットになってしまう。いじめは次第にエスカレートしていき、航基は身も心も耐えられなくなっていく。不条理な目に遭うたびに心は削られ、誰にも相談できずに、我慢の限界を迎えた航基が出した結論は「死」。地元で『ゴーストリバー』と呼ばれる河を自殺の場所に選ぶが、その河でほとんど学校にも登校せず、真面目に授業も受けない、クラスメイトの月島咲真と出会う。そんな咲真が航基に対し、「報復ゲームに参加しないか」という衝撃的な一言を放つ―。命の重要性を問いかけ、連鎖する“いじめ問題”に一石を投じる、青春ミステリ小説。

著者等紹介

小林由香[コバヤシユカ]
1976年長野県生まれ。2006年伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞で審査員奨励賞、スタッフ賞を受賞。08年第1回富士山・河口湖映画祭シナリオコンクールで審査委員長賞を受賞。11年「ジャッジメント」で第33回小説推理新人賞を受賞。16年「サイレン」が第69回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれ、連作短編集『ジャッジメント』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

305
小林 由香は、新作中心に読んでいる作家です。チグリジアって何かと思ってたら、メキシコ原産の毒々しい花、花言葉は 「私を愛して」&「私を助けて」でした。主題は虐めですが、陰惨さよりも爽やかさを感じる青春譚の佳作です。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=65862021/11/06

しんたろー

232
小林さんの新作は、虐めを受けている高校生・航基を主人公にした苦く重い青春小説。今までの作品よりも身近なテーマだけに身につまされる部分もあるが、青春時代の葛藤(親への反発、自己嫌悪、友人関係への疑問など)に親近感も覚える。謎が多いクラスメート・咲真との出逢いによって少しずつ変化してゆく航基を応援できる「王道の展開」なので読み易かった。若い世代へ命の大切さを呼びかける著者の真摯な姿勢が伝わってくるし、自身の高校時代も思い出し、何度も頷きながら読み進めた。切ないシーンが多々あるが、希望を感じる幕引きで良かった。2021/11/27

いつでも母さん

203
「紫は痛みの色だから」「許したくても、許し方がわからない。」「痛みを伴うような真実だとしても目をそらすな。」そんな言葉の意味を、答えをちゃんと回収してそのうえで『どうか、苦しみの中にいる少年少女へ、希望の光をください。』と神に告ぐ小林さんは、今回も凄かった。きっと自分の魂を削り取りながら、私たち読者に投げかけているのだろうな。『生』と『死』の間の選択肢を間違えるなと。11月25日、世界報復デーが等しくやって来る。どうか、助けを求める皆が生き抜けますように。2021/11/10

美紀ちゃん

193
号泣!いい話だった。これは心強いはず。孤独を感じいている全ての人に読んでほしい。たくさんの人に勧めたい本。11月25日世界報復デーのメッセージが泣ける。その通りだと思う。 「助けてください」と言おう。リバートントン→水切り。意味があった。伏線が繋がった。義父もお母さんも弟も、すごくウザいって感じていたけど、そうじゃなかった。最後まで読んだらわかる。石田さん、ありがとう。チグリジアの花言葉→あなたを誇りに思う。ググって出てきたのは、誇らしく思う、私を愛して、私を助けて。伏線がタイトルからすごい。学校図書館◎2021/12/11

nobby

189
まさか、こんなに泣かされるとは…「ーこの国だけじゃない。世界を壊してやりたい。」何やら謎めくスケール大きな始まりに続いて見せつけられるのは、高校スクールカーストからの辛辣でエグい虐め…耐えきれず自殺を試みる航基の前に現れたのはクラスで異色の存在である咲真。止めるでもなく「死ぬなら暇なんだよ」突き放す様に戸惑いながら、やられるばかりでなく報復をと驚愕な意識の変容をみる。徐々に強くなる一方で、紫色そしてチグリジアに込められた真意に切なさ極まる…「もしも僕が神様なら…」儚くも残されたメッセージは必ずや光を得る!2022/01/25

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