応仁悪童伝

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  • サイズ 46判/ページ数 420p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758413695
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大乱の“落とし前”をつける。
悪童たちの遠大な志と夢


能役者の一若(いちわか)、美しい稚児の?(けい)。
山名宗全、細川勝元、骨皮道賢(ほねかわどうけん)……らが激突する
応仁の京で、彼らは業(わざ)と知恵と美貌を武器に、命を賭して戦う。

血湧き肉躍る歴史エンターテインメントの金字塔。
木下昌輝、渾身の書き下ろし長編、新たなる代表作。

高貴な出自で、妖しいほどの美貌をもつ稚児・?(けい)と孤児で底辺から這い上がった、
両刃の剣を操る少年・一若(いちわか)。ふたりは、堺の慈済寺で暮らしていたが、
ある日、僧を殺め火を放った?は、一若に罪を着せ共に出奔、京に向かう。

暗殺、裏切り、一揆、下剋上……
荒廃した乱世を、悪童たちは、己たちの力で、生き抜く!

装画:遠田志帆
装幀:芦澤泰偉

内容説明

高貴な出自で、妖しいほどの美貌をもつ稚児・〓と孤児で底辺から這い上がった、両刃の剣を操る少年・一若。ふたりは、堺の慈済寺で暮らしていたが、ある日、僧を殺め火を放った〓は、一若に罪を着せ共に出奔、京に向かう。暗殺、裏切り、一揆、下剋上…荒廃した乱世を、悪童たちは、己らの力で、生き抜く!能役者の一若、美しい稚児の〓。山名宗全、細川勝元、骨皮道賢…らが激突する応仁の京で、彼らは業と知恵と美貌を武器に、命を賭して戦う。血湧き肉躍る歴史エンターテインメントの金字塔。

著者等紹介

木下昌輝[キノシタマサキ]
2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。2014年『宇喜多の捨て嫁』を刊行。同作は2015年に第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞を受賞した。2019年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、2020年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第26回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いつでも母さん

201
応仁の乱は歴史で習った。好みの漢はいない。木下さんの新作はカバーからも想像をかきたてるのか?天晴れなこの2人、どこが『悪童』だと言うのか!政のことは子供らには分からないのは今も同じだ。自分の身を自分で守るのだ。生きるため。一人はそれがやがて復讐ではなく、生きる指針になる。もう一人は叶わぬ約束を胸に抱き、そこで出来る事を成すだけだ。読み初めから難儀したが、時代の流れに飲み込まれつつ抗う2人を応援していた。ラストは一若と熒、この悪童達が、この先を逞しく生きていくだろうと楽しみに読了に至る。2021/02/02

starbro

195
木下 昌輝は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。室町末期のハングレの物語、歴史上のメジャーな登場人物がいないせいか、著者としては残念な作品でした。しかし高僧が稚児を弄ぶにあたって、稚児を観音菩薩の化身だとして、自己正当化するなんて。マリアという名の女性を強姦する欧米人の感覚と一緒でしょうか? https://www.youtube.com/watch?v=MOqvVbV77Zg https://www.youtube.com/watch?v=BHiQOSIk4t02021/01/27

とん大西

129
荒んだ大地と人心。今日の己れの腹を満たすことすらままならない応仁の世。山名に細川に大内に足利将軍。時の権威に一泡吹かせ、道を切り開く童の冒険活劇。サクサク読めるエンタメではない。英雄なき世の成上がり者達が日替わりで舞台に躍り出るややこしい時代背景。そこに謎の宝物「本字壹號」が絡み物語のカオス度を深め…。能具足あがりの一若が舞い、稚児あがりのケイが企む。前作をなぞった感はあったが、生臭さ・躍動感の木下テイストは健在。欲をいえば、山名宗全の「業」が際立っていただけに、もっと彼に焦点を絞れば骨太感が増したかも。2021/02/13

たいぱぱ

94
『戀童夢幻』の「念友」に続き、応仁の乱を描いた本作では「稚児灌頂」なる行いを知る。念友はごめんだが、意味はわかる。でも「稚児灌頂」は、この糞坊主が!と嫌悪感しかない。理由は違うが信長くんに焼き討ちされて当然です。土一揆の仕組みや本字壹號などは歴史の勉強になりました。肝心の内容は、正に歴史エンタメ!と言うべき映画みたいな面白さでした。最後にもう一捻り欲しいのと、初期のあの「あっー!」って驚きにも似た感じがないのは残念ですが、十分な内容です。しかし女犯男色、肉食飲酒の一休宗純。こんな一休、マジでファッ休です。2021/04/12

パトラッシュ

91
戦国時代を扱った小説は数多いが、ほとんどは武将や公家を主人公として権力による統一と平和が主題となる。本書は最弱者である女子供が飢えと戦争と病が当たり前だった時代を自分の力で生き抜き、応仁の乱の一方の旗頭である山名宗全ら大名とも渡り合う逞しい姿を描き出す。当然そこには際限のない嫉妬と欲望と殺し合いが渦巻き、普通の歴史小説では取り上げられない稚児灌頂や宮刑など残酷な場面も頻出し主人公の一若もついに姉とは再会できない。足利義教の亡霊が出現するなど伝奇ドラマ的色彩も濃厚で、大衆小説としての面白さを完備した作品だ。2021/02/04

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