内容説明
グラビアアイドル・立原彩花の死体が江東マリーナで発見され、近くのプレジャーボートで被害者のものと思われるサンダルが見つかった。船の持ち主は、立原が愛人との噂がある芸能界の実力者、プロダクションサミットの柳井武春だという…。芸能界の闇に、安積班が立ち向かう!
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て、執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞。17年「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
242
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。東京湾臨海署安積班シリーズは、2作目です。グラビアアイドル殺人事件で芸能界も絡むので、派手な展開と思いきや、あっさりと堅実な内容でした。今野 敏だと【読メエロ部】作品とはなりません。2019/07/15
いつでも母さん
193
今、世間は芸人さんの闇営業に大人気の事務所社長の死と、芸能界の話題が賑やかな中、今回の安積班の事件も芸能界の大物が絡んでの事件かーなんてタイムリーな作品なんでしょと勝手に私の思考が先走る(汗)怨みが犯行の理由なのか?間違いで人を殺したのか?殺されたグラビアアイドルは堪ったものじゃない。安定の安積班。侮れない須田君(笑)今回も安心して?安積班を楽しみました。2019/07/11
旅するランナー
142
グラビアアイドル殺人事件を、信念・信頼・信用の安積班が、強靭・強運・強心臓で解決します。犯人探しの過程での、下衆の勘ぐり・上司の疑りによる、捜査本部内でグリグリやり合う駆け引きが面白いです。安定安心だけどワクワクできるシリーズです。2019/08/09
雅
112
警察小説でここまで真っ当な人達が集まった作品って珍しいかも?相変わらずサクサク読めます。安積班のスピンオフとか読んでみたいな2020/06/20
初美マリン
110
安積班を含めた警察官達の人間模様の傾向が更に強く現れていた。2020/08/13