夕暴雨―東京湾臨海署安積班

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758411509
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東京湾臨海署の庁舎が新たに完成し、安積剛志警部補たちは、その引越しに忙殺されていた。同時に、捜査一課も規模が拡大され、本庁から、安積にライバル意識を燃やす相楽が強行犯第二係に赴任してきた。そんななか、湾岸地域の大規模イベントへ爆破予告が出された。安積班と相楽班は、警戒警備にあたるが、ネット上に書かれた予告は狂言に終わる。だがまた、翌週のコミックイベントへも爆破予告が書き込まれたのだ。迫り来るイベント日。そして当日、最悪の事態が・・・・・・。大好評シリーズ、待望の最新長篇。

内容説明

湾岸地域の巨大イベントに爆破予告があり、安積班と相楽班は、警戒警備にあたるが…。TVドラマ「ハンチョウ」原作の安積警部補シリーズ。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て、執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koba

105
★★★☆☆2014/03/22

そのぼん

55
同人誌の販売イベントの爆破事件を追っていくストーリーでした。話は単純だけど、相変わらず警察の内部での人間関係や捜査の過程の描写がリアルで引き込まれました。2012/11/01

kazu@十五夜読書会

54
安積班シリーズ。夕暴雨 東京湾臨海署安積班。臨海地区の発展に伴い再度開署、安積たちは再異動となり、新庁舎引越しの場面からスタートする。人員が増やされ刑事課強行犯係は二班となり安積たちは一班、二班には本庁捜査一課の相良が移動してきたが、安積に対して対抗心をむき出しにする。管内のイベント会場にネット上で、爆破予告が書き込みされ警備課に加え強行犯係も応援に駆り出される。現実に爆破が実行されてしまい、警備課と捜査が行われるが...課の縄張り意識・体面・面目が捜査に悪影響を与えるが安積班が主体となり解決する。2013/03/13

よむよむ

46
安積班のお馴染みのメンバーが活躍する警察小説の王道。厚さの割りにサラサラ読めてしまう。会話文が多いからかな。爆破予告事件を軸に、署内の微妙な人間関係を絡ませながら物語りは進む。須田くん、相変わらずのオタクぶりでも、今回も大活躍でした。CSIなんか見ていると、ケータイの履歴なんかさっさと見ているのに、日本の警察ではそうはいかないんだな~とヘンな所に感心。予約して4ヶ月待ちでした^^;2010/06/13

ノンケ女医長

43
作品の流れ、あまり好きになれなかった。犯人の意外性を強調したかったのか、とにかく勢いが急峻。著者は作品の登場人物を通して、ネット社会に大きな石を投じたかったのかもしれないが、描写がやや極端なのではと思った。逮捕の顛末も、なんだか呆気ないし、味気ない。東京湾臨海署の人間関係も、急にぎこちなくなったり、修復されたりしている。落ち着いて読むことが、少し難しい感じを受けた。端的に言うと、すっきりしにくい読後感。2023/06/12

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