内容説明
初の黒人大統領となった、バラク・フセイン・オバマ。彼が大統領になることによって、アメリカの将来を危惧する退役軍人たちがいた。確実に暗殺するために、彼らが作戦の総指揮官に選んだのは、日本人の退役軍人―一ノ木戸悠だった。彼はかつて、ヴェトナム、ラオスでの戦争を経験してきた一流の軍人だったのだ。総予算は1000万ドル。一ノ木戸は潤沢な資金をバックに、大胆で緻密な作戦を練り始める。一方、FBI捜査官のスチュワート・ニコルソン側も、大統領暗殺を懸念しミーティングを行っていた。反対者に軍人の多いこの大統領は、最大限の警護をしなければ容易く暗殺されてしまう。リアルに描ききった、緊迫の国際サスペンス小説。
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年愛知県生まれ。慶応大学卒。フランス外人部隊などを経て、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鴨の入れ首
1
2009年刊。図書館本です。本書発刊当時はバラク・オバマ米国大統領(2009~2017在任)就任から日が浅くて日本でもまだ好意的に報道されていた時期だったので、オバマ氏を貶す本書を読んで「よくこんな本を出せたな」と思っていました。銃器に関する知識が豊富に記載されており、ミリタリーオタクであればそれなりに楽しめるのではないかと思われます。こういう本があってもいいと思います。2025/03/27
papaya
1
この作品がフィクションなのが残念だ。安倍元総理は暗殺されてしまったが、オバマは暗殺などされずにピンピンしている。ノーベル平和賞を受賞したとき、なんでオバマが?と疑問に思ったが。所詮、ノーベル賞もDS傘下なのだろう。2024/09/10
depo
1
図書館リサイクル本。2021/11/25
kamakatsu
1
シュワちゃんの名前が、そんな差別用語だっただなんて。 豆知識が満載だが、話す相手を選ばないとドン引きされる。2014/01/24