出版社内容情報
《内容》 代表的なスポーツ障害である「投球障害肩」の病態と、スポーツ復帰に向けてより効果的で無駄のない診察・治療の進め方を治療例を基に豊富な写真でわかりやすく解説。
《目次》
整形外科医と理学療法士からのアドバイス
投球障害肩-こう診てこう治せ
1.投球障害肩をどうとらえるか-病態,診断,治療の基本
はじめに
投球障害肩に対する考え方
損傷に至るストーリーを組み立てる
投球障害肩の主な鏡視所見
鏡視でみられた損傷部位への刺激
主要病態と治療のために得たい情報
腱板損傷
関節唇損傷(SLAP損傷)
理学所見の妥当性
外来診察時に必要な所見のとり方
理学所見と鏡視所見の比較から学ぶこと
手術する,しないはどう判断するか
手術療法
腱板損傷に対する手術
関節唇損傷に対する手術
関節唇・関節包・関節上腕靱帯複合体の損傷に対する手術
2.投球障害肩に対する理学的評価
●理学的評価を行ううえでの確認事項
可動域
肩甲胸郭関節の評価
肩甲上腕関節の評価
他の因子による影響
筋力・筋活動
肩関節における筋力
関節複合体としての筋力
筋活動バランス
投球動作
第1相 wind-up phase
第2相 cocking phase
第3相 acceleration phase
第4 相 follow-through phase
●投球障害肩に対する評価のポイント
体表からの観察
肢位・姿勢の評価
頚部形状の左右差
肩周囲の形状の左右差
上腕・前腕部
手指(胼胝)
理学的評価の実際
可動域評価
疼痛誘発テスト
筋活動の評価
3.投球障害肩に対する理学療法の実際
物理療法
温熱効果
寒冷による効果
光線療法による効果
電気療法による効果
その他の物理的エネルギーによる効果
徒手療法
急性期(炎症期)での症例に対する徒手療法(リラクゼーション,その他)
関節包など軟部組織柔軟性に問題を有する症例(ストレッチング,その他)
関節内に問題を有する症例(関節モビライゼーション,その他)
筋緊張による問題の症例
体操療法
呼吸訓練
stooping exercise,振り子運動
ストレッチング
Cuff-Y exercise
肩甲帯訓練
その他
4.投球動作の分析と投球動作を踏まえたトレーニング
投球動作の分析
第1相 wind-up phase
第2相 cocking phase
第3相 acceleration phase
第4 相 follow-through phase
投球動作を踏まえたトレーニング
投球動作に必要な関節運動を踏まえたトレーニング
実際のボールを使った投球動作へ移行するための練習
投球動作練習のポイントと進め方
5.道具の使い方と投球障害
ボール
グローブ
目次
1 投球障害肩をどうとらえるか―病態、診断、治療の基本(投球障害肩に対する考え方;損傷に至るストーリーを組み立てる ほか)
2 投球障害肩に対する理学的評価(理学的評価を行ううえでの確認事項;投球障害肩に対する評価のポイント)
3 投球障害肩に対する理学療法の実際(物理療法;徒手療法 ほか)
4 投球動作の分析と投球動作を踏まえたトレーニング(投球動作の分析;投球動作を踏まえたトレーニング)
5 道具の使い方と投球障害(ボール;グローブ)
著者等紹介
筒井広明[ツツイヒロアキ]
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科助教授
山口光国[ヤマグチミツクニ]
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院リハビリテーション部係長
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