出版社内容情報
《内容》 大腿骨頭壊死症を正しく理解するための診断基準、病期・病型分類、早期診断の仕方、正確な術前検査により適応が拡大する関節温存手術まで、多数の写真とイラストで詳細に解説。
《目次》
大腿骨頭壊死症の概説
大腿骨頭壊死症治療の原則 杉岡洋一
陥没防止により骨壊死病変が治癒する根拠
関節整合による安定した関節再建の重要性
治療の原則の2つを満足する治療法
大腿骨頭回転骨切り術と弯曲内反骨切り術
骨切り術で良好な成績を得る条件
適応の決定
X線前後像での病変の局在による治療選択
大腿骨中枢端の骨切り術の原則
日本の難病研究班における大腿骨頭壊死症研究の歴史 二ノ宮節夫
歴史
成果
特発性大腿骨頭壊死症
病期，病型 菅野伸彦，ほか
病期
病型
自然経過：新しい診断基準，病期・病型分類に基づいて 大園健二，ほか
新しいION診断基準，病期・病型分類の画像所見
新しい病期・病型分類を用いたION自然経過例の検討
結果
ION自然経過の特徴（X線，MRI）
ION自然経過による治療方針の決定
特発性大腿骨頭壊死症の自然経過のポイント
【診断】
早期診断のためのMRI の撮り方・読み方 藤岡幹浩，ほか
特発性大腿骨頭壊死症（ION）とMRI
IONとステロイド
MRIにおける初期異常像
早期発見のためのMRIの撮像法
IONの発生
壊死領域の拡大と壊死の再発
IONの発症
IONと骨髄浮腫
鑑別すべき疾患
特発性大腿骨頭壊死症のMRI所見のポイント
早期診断のための単純X線の撮り方・読み方 佛淵孝夫
単純X線検査の特徴
撮影法
正常股関節像
読影－誤診をしない注意点
特発性大腿骨頭壊死症のX線所見のポイント
【治療】
大腿骨頭回転骨切り術の適応および術前検査 渥美 敬
前方回転骨切り術
適応
画像検査
壊死域・生存域を誤認しやすい場合
前方回転骨切り術の術前プランニング
後方回転骨切り術
特徴
適応
画像検査
後方回転骨切り術の術前プランニング
大腿骨頭回転骨切り術における大腿骨頭の血行 渥美 敬，ほか
骨頭栄養血管の走行
血行の破格
骨切り後の回転による血行の変化
弯曲内反骨切り術 杉岡洋一
大腿骨頭回転骨切り術 杉岡洋一
大腿骨頭前方回転骨切り術の工夫 渥美 敬
転子部骨切り面の設定法
小転子における第2の骨切りの注意点
転子部骨切り固定の工夫
大腿骨頭後方回転骨切り術 渥美 敬
後方回転の利点
成績不良の原因
大腿骨頭壊死に対する回転骨切り後のリモデリング 渥美 敬
荷重骨梁のリモデリング
頚部のリモデリング
前方回転後の骨頭形態のリモデリング
後方回転後の骨頭形態のリモデリング
Stage 4の臼蓋のリモデリング
大腿骨頭回転骨切り術後の後療法 杉岡洋一，渥美 敬
回転骨切り術後の後療法のポイント
術後の各時期の注意点
大腿骨頚部骨折後壊死
【治療】
頚部骨折後大腿骨頭回転骨切り術 渥美 敬
大腿骨頚部内側骨折における形態変化
Lateral impaction
Posterior tilt
前方回転骨切り術
適応
術前画像検査
術前プランニング
後方回転骨切り術
適応
術前画像検査
術前プランニング
目次
大腿骨頭壊死症の概説（大腿骨頭壊死症治療の原則；日本の難病研究班における大腿骨頭壊死症研究の歴史）
特発性大腿骨頭壊死症（病期、病型；自然経過：新しい診断基準、病期・病型分類に基づいて；診断；治療）
大腿骨頸部骨折後壊死（治療―頸部骨折後大腿骨頭回転骨切り術）
著者等紹介
杉岡洋一［スギオカヨウイチ］
九州大学名誉教授。九州労災病院院長
渥美敬［アツミタカシ］
昭和大学藤が丘病院整形外科医長・助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
