胃粘液バリアー

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  • サイズ B5判/ページ数 123p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784758303200
  • NDC分類 491.345
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 粘膜防御を司る胃粘液の重要性は大変注目されてきている。胃粘液バリアーの意義、役割を再検証して最近の話題、問題点、展望等を豊富なイラスト、図版を用いて簡潔に解説。    

《目次》
胃粘液バリアー
目次
第1章:胃粘液への尽きない興味
    1.粘液と胃粘膜防御
    2.胃の病態変化と粘液
    3.胃粘液をめぐる最近の状況
第2章:胃粘液の不思議
    1.胃粘膜──胃粘液がつくられる場
    2.胃粘液のかたちとその機能
    3.胃粘液を形づくる物質──ムチン
第3章:胃粘液のプロファイル
    1.ムチン分子の構造
    2.遺伝子工学的手法で迫るムチンの構造
第4章:粘液研究の新しい道
    1.抗ムチンモノクローナル抗体がもたらすもの
    2.代表的な抗ムチンモノクローナル抗体の群像
    3.由来が異なるムチンの生化学的特徴
    4.組織染色性からみた,由来の異なる粘液像
第5章:粘液探究のいま
    1.粘液産生細胞内におけるムチン生合成過程
     1)ムチンコア蛋白合成過程
     2)糖鎖伸長過程
    2.胃粘液分泌動態,可視化の試み
    3.分泌後の粘液の動態
    4.粘液代謝と胃粘膜抵抗性 
第6章:胃粘膜傷害の修復を担う粘液
    1.慢性胃粘膜傷害の修復における粘液細胞の動き
    2.急性胃粘膜傷害の修復における粘液細胞の動き
    3.NSAIDs投与と胃粘液
第7章:H.pyloriに対する粘液の働き
    1.H.pyloriの生息と胃粘液
    2.粘液中におけるH.pyloriの生息部位
    3.H.pyloriに対する腺粘液細胞ムチンの増殖抑制作用
    4.腺粘液細胞ムチンがもつH.pyloriの増殖抑制機構の本態
第8章:胃粘液代謝を亢進する抗潰瘍薬
    1.胃粘膜防御機構の研究の進展
    2.防御因子増強薬の粘膜防御作用──テプレノンの場合
    3.テプレノンの胃粘液増加作用
    4.第2世代のH2ブロッカー
    5.粘液増加作用を有するPPI
第9章:残された課題──粘液研究の明日へ向けて
    1.物理的バリアーとしての胃粘液のこれから
    2.胃粘液の生物学的機能の追究に向けて

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