実験医学増刊<br> 肥満・糖尿病の病態を解明するエネルギー代謝の最前線―ミトコンドリア・脂肪細胞の機能理解から臓器間神経ネットワークによる代謝調節まで

実験医学増刊
肥満・糖尿病の病態を解明するエネルギー代謝の最前線―ミトコンドリア・脂肪細胞の機能理解から臓器間神経ネットワークによる代謝調節まで

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  • サイズ B5判/ページ数 213p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784758102988
  • NDC分類 491.47
  • Cコード C3047

内容説明

細胞内でのエネルギー代謝調節から個体としての臓器間調節まで、摂食調節やエネルギー代謝調節の研究、肥満における代謝変化や病態との関連などにわたり、多方面の分野における最新の「エネルギー代謝」研究の進展・ホットなトピックを集約。特に、日本人の研究者の貢献が非常に大きいことでも知られているエネルギー代謝研究について、最前線の研究者による知見を紹介。

目次

概論 エネルギー代謝研究の新展開―細胞から臓器間ネットワークまで
第1章 細胞内のエネルギー代謝調節(ミトコンドリアにおけるATP合成酵素の活性調節機構;エネルギー代謝とエピジェネティクス制御 ほか)
第2章 エネルギー消費調節(エネルギー代謝におけるミトコンドリアの役割―インスリン抵抗性との関係;KLF5と脂肪細胞分化・骨格筋代謝 ほか)
第3章 個体としてのエネルギー代謝調節(神経を介した臓器間連関によるエネルギー代謝調節機構;アディポネクチン受容体とエネルギー代謝調節 ほか)
第4章 摂食調節(摂食調節シグナルとしての視床下部AMPK/mTORと細胞内代謝;視床下部における摂食調節物質の新知見 ほか)
第5章 脂肪蓄積による影響(脂肪細胞の数と大きさ;肥大化と過形成のエネルギー代謝における役割;肥満の脂肪組織におけるマクロファージの浸潤と炎症性変化 ほか)

著者等紹介

岡芳知[オカヨシトモ]
1974年東京大学医学部医学科卒業。’77年東京大学医学部第三内科、糖尿病の診療と研究を始める。’81年米国マサチューセッツ大学医学部留学、インスリン作用の研究に従事。’84年帰国、東京大学医学部第三内科助手。’94年山口大学医学部第三内科教授。2001年東北大学大学院医学系研究科分子代謝病態学分野教授(糖尿病代謝科科長)、グローバルCOEリーダー。専門は糖尿病・肥満・エネルギー代謝、糖輸送機構、疾患関連遺伝子、膵β細胞の生存・増殖

片桐秀樹[カタギリヒデキ]
1987年東京大学医学部医学科卒業。医学博士。臨床研修を経て、’90年東京大学第三内科、2001年東北大学糖尿病代謝科を経て、’03年より現職。東北大学病院糖尿病代謝科兼務、21世紀COEサブリーダー。’06年度日本学術振興会賞受賞。糖尿病の克服を合言葉に、臓器間ネットワーク、再生医学、血管生物学、脳科学に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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