内容説明
フローチャートでわかる研究の進め方と豊富な実験例。具体的なサンプル量、定量性、解析のコツも多数紹介。
目次
第1部 原理編―タンパク質・プロテオミクス解析の技術基盤(LC‐MS解析による大規模同定と定量法;リン酸化プロテオミクス―リン酸化タンパク質の大規模同定と定量;in vitro安定同位体標識法によるリン酸化の定量解析 ほか)
第2部 実践編―創薬研究へのタンパク質・プロテオミクス解析の利用(バイオマーカー探索への利用と研究戦略;薬剤標的探索への利利と研究戦略;作用機序解析/病態メカニズム解析への利用と研究戦略)
第3部 技術開発編―創薬に向けた更なる技術開発と応用(タンパク質導入法の開発とその医薬品応用への道;タンパク質複合体解析と創薬;医薬品開発の効率化に向けた薬物体内動態予測法の開発)
著者等紹介
小田吉哉[オダヨシヤ]
京都大学卒業、京都大学大学院修了、薬学博士。エーザイ株式会社バイオマーカー&パーソナライズド・メディスン機能ユニットヘッドとして日本、米国、英国の3カ国4拠点を統括している。分析化学を専攻し、生体試料中の微量分析、微量定量に従事。1996年から質量分析によるプロテオーム解析を開始。現在はバイオマーカーとして低分子代謝物や脂質、タンパク質、RNA/DNAといったバイオマーカーから放射線や核磁気を用いたイメージングマーカーまでを分析対象にしている
長野光司[ナガノコウジ]
1995年東京工業大学大学院生命理工学研究科修士課程修了。1999年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。1999~2001年Ludwig Institute for Cancer Research UCL(ロンドン大学)博士研究員(二次元電気泳動を用いたプロテオミクス解析)。2001~2005年東京大学医科学研究所プロテオーム解析寄付研究部門助手(LC‐MSによるプロテオミクス解析)。2005年12月中外製薬株式会社入社。プロテオミクス解析を創薬に役立てることをめざして研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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