内容説明
兄王子がしでかした不始末の代償として、ザルデイン帝国に嫁ぐことになった王女カティア。頼れるものもなく、見知らぬ遠い土地―ドドリー大陸にひとり向かったカティアを待っていたのは、冷酷無比な皇帝エッカルトと彼に忠実な八人の公爵たちだった!力こそすべてである獣人族が住むその帝国で、カティアは虚弱だと侮られ、敵意を向けられながらも、どうにかうまくやり過ごしていたのだが…実は彼女は、大陸中の誰もが復活を待ち望んでいる魔女の一族だとわかり!?「瞳の色が変わっている…。嘘でしょう?ピンクの髪に赤い瞳だなんて、最上位種の『魔女』じゃないの!」最古であり、はじまり。瞳が赤く変わる時、破滅級の力をもつ『魔女』の新たな伝説がはじまる―!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
33
この作家さん「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す」を書かれた人なんだと読み終わって気がつく。孤立無援であっても順番に「人たらし」をするつもりでなくても、たらされていくのよねぇ。この作家さん結構長く続くのでこれはKUで読ませてもらったが次のは予約だし完結するまで待とう。2025/06/28
こも 旧柏バカ一代
28
主人公のカティアは、兄貴をアレをちょん切ってヨシ!コイツ、マジでカスじゃん。何で自信満々でいられるの?この兄王太子の下半身的な不始末せいで婚約者がいるのに他国に嫁がされたカティア。その国ではピンク色の髪は信仰の象徴となる魔女の髪の色だとありがられていたが、貴族たちは染めたと不快感を表す。地毛なのに、、理不尽すぎる。2025/06/24
ささきち
9
作者の他の作品で大聖女を読んでそちらは好きなのだがこっちは微妙やね。大聖女しか知らないのだが読んでいて展開が似たりよったりでこの作品だけの味がわからんのよ。作品の設定も全体的にガバすぎてなんかね~3000年の歴史がある王国なのに今の王や殿下の政治力がゴミカス以下でこれの統治で3000年続いてますって言われても説得力ないじゃん?王女を嫁がせるのに侍女も荷物もなく本当に単身で送り出すとかただのバカじゃん?バカのやらかしの謝罪なのにあまりにも雑すぎる始まりでこっちが困るわ。魔女を筆頭に長命種で人間よりも種族的に2025/07/17
尚侍
9
とっても面白かった。冒頭からとんでもない逆境におかれた主人公が、敵国に嫁いだ後に少しずつ自らの地位を確立していくという王道展開でしたが、それなりに力を示しつつも人となりの方をメインにしているので、この主人公であれば人の心もつかめるだろうなというあたりがうまく描き出されていましたね。個人的にはもう少し逆境が続く展開の方が好みなので、周囲のデレが早いかなと感じる部分もありますが、そうなったらなったで話の流れが変わってくるので、今後どういう方向に話が進んでいくかが楽しみです。2025/02/07
コウディー
5
55/100 自己評価と他者評価の絶妙なズレを楽しむ作品。決して悪くはないが、やっていることが著者の他の作品と一緒なので読み味が似ていて驚きがなかった。2025/05/02