内容説明
実感は湧かないけれど、憧れていた次期公爵ミハエルと結婚した貧乏伯爵令嬢イリーナは、王宮のお茶会に招待されることに。彼の妻として上手く立ち回ってみせる！と気合を入れて臨んだけれど、そこで待っていたのは王太子の婚約者エミリア王女だけだった。しかも、遠征中のミハエルを思いっきり讃えられるご褒美つき！そんな大興奮中の彼女はハマっていた。王女の依頼を引き受けさせるための罠に…。女性武官候補の指導員になってしまった新妻と、帰宅直後から大混乱な旦那様のすれ違いラブコメディ第５弾！
感想・レビュー
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すがはら
9
イリーナとミハエルのコンビの安定感が好きです。お互いに高め合えて支え合える理想的な形かと。今回のお話は神形の設定が大きな意味を持ち出した感があります。前半は、何だか突然に女性武官導入とか言い出してイリーナに立ち廻りをさせたりミハエルに女装させたり、誰サービスなんだろう、自分が書きたいだけか?などとブツクサ言いたくなってしまいましたが。氷龍の厄介さと南北の意識の差とか、さり気なく鋭い指摘や気付きにつながりそうなヒントが入ってくるから読書はやめられません。2023/09/03
