内容説明
レオノーラ姫は唯一無二の癒やしの聖女―そう見せるため、ひそかに奇跡の力で人々を癒やしていた侍女エーダは、力の使いすぎでボロボロに。さらに、姉のように慕っていたレオノーラに切り捨てられ、水の中に投げ入れられてしまった!?もう死んだと思っていたけれど…。大国の傭兵グロウ達に助けられ、本物の聖女として見返してやろうと誘われて!?聖女も侍女もごめんです!「悪女」になってこんな国、滅ぼしてやる!!悪女を目指す本物聖女の巻き返しラブファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
4
うーん。方向性がよくわからないまま終わってしまった感じ。タイトル詐欺というか、今の流行とは違う、固さを持った話ではあるのだけれども……。うーん。例えば追っかけられ続けてのバトルとか、あるいはおいおいと呆れられながらそれでも治癒の力を使っていくとか、そういうわかりやすい道中記ならもっとスッキリしたようなきがするのだけれども、そうじゃなくてこう、なにもなく歩いているように思えたとか。うーん。あと男性陣のキャラクター性も薄味というか。うーん。実績ある先生の実験作なんですかねえ……。2022/08/31
菊地
2
隣国の人間が勧誘に来るまでは分かるんだけど、何でそのまま隣国に連れていくんじゃなくて長々と旅するような展開になっているんだろう、と思ってしまった。 一方的に使い潰される形の主人公に対してヒーロー役の当たりは強いし、ザマァ対象に対する対応もややヌルイものになってしまっているし、随所で「なんか思ってたのと違う……」と思う部分が多かった。 うーん、読んでいて「楽しい」と思う瞬間が少なかったし、読後感としてイマイチすっきりしなかったりで、全体的に僕には合いませんでしたね。2022/03/28
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- 和書
- 突飛な芸人伝 新潮文庫