内容説明
ネオン街にある夜だけ開く花屋―その裏の顔は運び屋。ワケアリな花と運ぶモノに込められた切なくも愛おしい想いと絆とは―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きたさん
11
思いの外読みやすかった。恐らく日常の謎に分類していいだろう、軽いミステリ要素のあるブロマンス系キャラ小説。「人の、内心で思った悪意が聞こえる」という能力を主人公が持っているので、もっと悪意に満ちて苦しむ様を見せられてしまうのかと思いきや、危険はありつつも全体的にほっこりな内容で、終始穏やかな気持ちで読めました。2021/01/24
てったん
0
なかなか良い小説でした。人の悪意が聞き取れるとめちゃくちゃしんどい生き方をしないといけないと思いますが、まさかラストで、なんで蓮の悪意が聞こえないかの理由がわかったときは、それはないでしょ、と思ってしまいましたが、人と優しく接することは大切です。 ということをしっかり教えて頂きました。2022/06/13